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2011年- 漂着木材で手作り表札 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 50842
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0627
- 見出し:
- 漂着木材で手作り表札 石巻の高校生作成
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011062602000028.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
仮設住宅に入居した被災者のために、宮城県石巻市の高校生たちが、津波で流れ着いた木片で表札を作った。
生徒たちに呼び掛けた美術講師の梶原千恵さん(28)は「今度は仮設住宅を回り、入居者たちと一緒にできれば」と話し、仮設住宅を明るくするきっかけになればと願う。
(岩崎健太朗)
梶原さんは同県女川町在住だが、被災は免れた。
しかし、大勢の友人や知人が自宅を流された。
近くの仮設住宅を訪れた際に「表札を出す人も少なく、殺風景で隣人との関係が希薄になる」と感じ、表札作りを思い立った
勤務する石巻好文館、石巻西の両校で生徒たちに提案し、五クラスの八十人が一つずつ作成。
校庭に漂着した材木を切り、やすりを掛け、彫刻刀で入居者の名前を彫った。
カラフルな絵の具を使い、「被災者の願いがかなうように」と流れ星をデザインしたり、「飼い猫も一緒」と足跡をあしらったり。
裏側には
、「自分の家に帰ってきたような気持ちになってください」「大変なときですが希望をもって」とメッセージを書き込んだ。
仮設住宅で暮らす生徒は、特に真剣に自分用を作っていた
表札は市内のギャラリーに展示し、七月上旬に女川町の仮設住宅の入居者に届ける
仙台市内にいる梶原さんの同僚もさっそく同様の取り組みを始めるといい、梶原さんは「もっともっと広がれば」と期待する
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