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ID:
50712
年:
2011
月日:
0610
見出し:
耐震性は輸入材並み 県産ツーバイフォー部材
新聞名:
中日新聞
元UR(アドレス):
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20110609/CK2011060902000120.html
写真:
【写真】
記事
県産カラマツなどを使った住宅建築向けツーバイフォー(壁組み工法)部材の耐震性能は、流通している日本農林規格(JAS)の輸入材と遜色ないことが、県林業総合センター(塩尻市)の研究で分かった。
県産材の部材は既に、業界団体が開発しており、コストなどの課題はあるものの利用が期待されてい る。
同センターが9日、塩尻市内で開く研究成果発表会で報告される 研究は同センターの下村祥一研究員が手掛けた。
県産カラマツ、ヒノキ、スギと北米産JAS認定材を使った4種類の壁に水平方向の力を加える「せん断加力試験」を実施。
そのデータを基に、阪神大震災など実際に起きた複数の地震波に対し、各部材の建物がどう損壊するかをコンピュータで解析した 試みた地震波形によって異なるが、県産カラマツやヒノキは、北米産に比べ損壊の度合いが小さい傾向も見られ、下村研究員は「県産材は北米産と遜色ない耐震性能を有する」とまとめた 国内のツーバイフォー部材は、コスト面から北米産など外材がほとんど。
県内の木材関連業者らでつくる県産材販路開拓協議会は2009、10両年度、国の補助を受け県産カラマツ、アカマツ、スギ、ヒノキの部材を開発。
県野菜花き試験場(塩尻市)で建設中の研修施設に初めて、県産部材を使った ただ、一般に流通するにはJAS認定の製材工場が必要。
外材より割高なコストを含め、県林務部県産材利用推進室は「現状で直ちに外材と勝負できる環境にない」とするが、公共建築物木材利用促進法の施行もあり「研修施設や公民館など小規模な公共施設には十分活用できる」と期待している 県林業総合センターの研究発表会は9日午後1時から塩尻市レザンホールで fff:
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