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2011年- 地場木材や和紙、 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 50658
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0606
- 見出し:
- 京エコハウス:モデル完成 地場木材や和紙、ハイテクと融合
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110604ddlk26010582000c.html
- 写真:
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- 記事
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企業、大学、経済団体、府などで構成する「京都産業エコ推進機構」(服部重彦代表)が伝統産業や先端技術の結集を目指した「京エコハウス」のモデルが関西学研都市の一角にある京田辺市同志社山手で完成し、2日に式典があった。
風や太陽光を意識した構造で、府内産木材を使用。
「京唐紙」「京
たたき」など伝統の天然素材を駆使して、石油系の接着剤を除外した。
モデルは都市再生機構(UR)所有の180平方メートルの敷地に建ち、木造2階建てで延べ125平方メートル。
公募に応じた建設会社「ディー・エー・シー」(宇治市)など3社のチームの案が採用された。
壁面内部に空気が対流する仕組みで、換気口を開ける夏は室内の熱気と湿度を逃がし、換気口を閉める冬は太陽光で暖められた空気が循環する。
建具に植物由来原料だけを用いた京唐紙、舗装材に京町屋の土間に用いられる三和土(たたき)の風合いを生かし耐久性を強めた新素材を使っている。
シックハウス症候群の原因とされる接着剤を用いる合板やクロスは使用していない。
また小型風力発電機を装備。
すべての電気製品ごとに計測、通信機能を備えた装置を取り付け、消費電力の「見える化」に対応した。
服部代表は式典で、「東日本大震災を経て、省エネルギーが重要な意味を持っている。
産業界や学界が結集し、京都ならではのエコスタイル住宅を今後も模索したい」と話した。
モデルは水、木曜を除く午前10時~午後5時に一般公開される。
問い合わせは現地(0774・63・5858)
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