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2011年- 吉野杉の杖600本 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 50629
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0602
- 見出し:
- 宮城・気仙沼の避難所へ吉野杉の杖600本 銘木業者が協力
- 新聞名:
- 毎日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mainichi.jp/area/nara/news/20110601ddlk29040595000c.html
- 写真:
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- 記事
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「東日本大震災の被災者のために」と、宇陀市と、宇陀郡の県銘木協同組合宇陀支部(加入25社)の銘木業者が協力して、県特産・吉野杉の間伐材で600本の杖(つえ)を作った。
1日朝、宮城県気仙沼市内の避難所の被災者宛に発送する。
杖は、長さ1・2メートル、直径3~4センチ。
杉林から切り出した間伐材の枝を利用。
床柱にする「磨き丸太」作りの工程で仕上げた。
この杖作りは、同市菟田野古市場の森庄銘木産業社長、森本定雄さん(49)と、森本さんの父徳蔵さん(76)が瓦礫(がれき)で荒れた被災地で歩けなく、困っている被災者の姿を写真などで見て、「歩行の手助けにでもなれば」と、思いついた。
近くの梅田隆博さん(62)ら多くの同支部会員も賛同し、約1カ月がかりで600本を仕上げた。
森本さんらは、阪神大震災(95年)のときにも、吉野杉で大量の杖を作って被災者に贈っている。
同協同組合支部長の葛本卓雄さん(67)は、「雨のシーズン、高齢被災者は特に、歩行が困難になられるだろう。
軽くて、強い吉野杉の杖を役立ててもらえればうれしい」と話した
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