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2011年- クギなしで組み立て |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 50623
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0601
- 見出し:
- クギなしで組み立て
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110601-OYT8T00018.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
県産のヒノキ、スギのパネル建材を用い、クギを使わずに簡単に組み立てられる「木造プレハブ小屋」を前橋市の建築会社が開発した。
東日本大震災の被災地で仮設住宅や店舗再建に活用してもらおうと、まずは岩手県の森林組合に技術の提供を申し出たところ、導入が検討されている。
開発したのは同市上小出町の「ダイシンテクノス」。
同社によると、「きぐみ屋敷蔵」と名付けたこのプレハブ小屋は、「屋根まで木製パネルで組み立てられる技術は初めて」という。
4月19日に特許出願した。
県産木材が積極的に使われれば、県内の森林整備につながるため、同社の事業は県の補助対象に認められ、開発が進められてきた。
試作品は敷地面積約10平方メートル、高さ2・4メートル。
幅60センチ、長さ約2・5メートルのパネル32枚で組み上がる。
スパナでボルトを締めるだけでパネルを継ぎ合わせられるので、素人2人で約6時間で完成するという。
最大の難関は、壁と屋根の継ぎ目から雨が入り込まないようにする工法だった。
当初は金具で覆うことを考えたが、素人でも組み立てられるよう接合部分を凹凸でかみ合わせることで問題を解消した。
材料費は60万円。
従来の工法で同様の木製小屋を建てた場合より約20万円安く済むという。
一方、仮設住宅に応用する場合、広さを約30平方メートルに広げる。
仮設住宅に多い「軽量鉄骨プレハブ小屋」に比べると材料費は高いが、建物が大きくなるほど工費が割安になる。
このため、台所などの設備費を除けば約90万円におさまり、通常の仮設住宅と同程度の費用で建設が可能だという。
新井保弘社長(58)は「木造ならではのぬくもりや香りで、仮設住宅でも被災者の心を少しでも和らげられれば」と話している。
一般の個人向けでも、住宅メーカーとの連携やインターネットなどを通じて販売するという
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