"2011年- 宮大工の技術 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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    ID:
    50370
    年:
    2011
    月日:
    0428
    見出し:
    宮大工の技術、模型で継承…兵庫
    新聞名:
    読売新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110427-OYT8T00573.htm
    写真:
    【写真】
    記事
    古来の宮大工の技術を、建築の道を志す若者たちに知ってもらおうと、兵庫県たつの市龍野町島田の大工・船積(ふなづみ)寛治さん(79)が、寺社建築で培った技法で軒の大型模型を製作し、非常勤講師を務める県立龍野北高(前田学校長)に寄贈した。  船積さんは「『大工とスズメは軒で泣く(鳴く)』と言われ、軒づくりは大工の腕の見せ所。
    伝統技法の素晴らしさに触れてほしい」と話している。  模型は、薬師寺(奈良市)の三重塔の屋根の一角をモチーフにしたもので、幅約2・5メートル、奥行き約1・6メートル、高さ約3・5メートル。
    総ヒノキ造りで2010年夏から約8か月間をかけて製作した。
    クギを1本も使わず、ノミなどで加工した部材を巧みに組み合わせる伝統の技法で、複雑な軒の構造を再 現した。  船積さんは60年以上にわたって住宅建築に携わる傍ら、神社や寺の建築、修理を手がけてきた経験を生かして、09年から同高の非常勤講師として生徒に木材加工の技術を指導している。
    約10年前からは伝統の技法を次の世代に伝えようと、日本建築の模型を製作して、神戸市や東京都などの建築 科のある高校や自治体などに寄贈している。  8個目となる今回は、その難しさから船積さん自ら「大工人生の集大成」と話す自信作。
    部材ごとに「尾垂木(おだるき)」「鬼斗(おにと)」などと名称のパネルを付けて、同高の校舎2階の廊下に展示されている。
    今後は建築の専門科目の授業でも教材として活用される予定  船積さんは「今はプレハブのように手軽に建てられる家ばかりだけど、若者には『日本にはこんなに精巧な建築があるんだ』と感じてほしい」と話し、将来の夢は大工という環境建設工学科3年上川直道さん(17)は「今の僕にはとてもまねできないけれど、いつか一人前の大工になって、船積さんの気持ちに応 fff:

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