"
2011年-平均単価は前年より高値 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
v11.0
- ID:
- 49401
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0111
- 見出し:
- 平均単価は前年より高値 龍神村で木材初市
- 新聞名:
- 紀伊民報
- 元UR(アドレス):
- http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=203516
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
和歌山県田辺市龍神村東の龍神村森林組合(栗原秀嘉組合長)木材共販所で8日、初市があり、計2303立方メートルの木材が3479万9千円で競り落とされた。
1立方メートル当たりの平均単価(1万5110円)は前年の初市より2千円ほど高値となり、スギは5千円アップ。
組合の担当者は「卯(う)年だ
けに、低迷する木材価格の飛躍の年になってくれたら」と話している。
初市に先立ち、栗原組合長は「木材市は昨年11月で600回を迎え、計約70万立方メートルを約240億円で売って地域の産業に大きく貢献してきた。
龍神の素晴らしい木材を使ってもらおうと繰り返しアピールしてきたことで、昨年末には『龍神材』が特許庁の地域団体商標に登録されており、これからさらに
売り込んでいきたい」とあいさつ。
来賓の庄堂琢磨副市長は「龍神材が地域団体商標として登録されたことは大変に喜ばしく、市としても龍神材ブランドを活用した林業の活性化に取り組んでいきたい」と述べた。
今年の初市にはスギやヒノキのほか、ブナやケヤキなども若干出品された。
普段の市の約1・5倍の60人ほどの買い手が県内外から訪れ、競りを行う「振り子」による威勢のよい掛け声が響く中、木材の年輪や色などを注意深く観察しながら落札していった。
組合によると、スギの1立方メートルの平均単価は1万6355円で、前年の初市と比べ約5千円高値になった。
一方、ヒノキは1万5815円で前年より2千円ほど下がった。
1立方メートル当たりの最高値はスギ(長さ4メートル、末口56センチ)7万円、ヒノキ(長さ4メートル、末口38センチ)5万円だった。
組合の担当者は「好調とまでは言えないがまずまずのスタートを切ることができ、今後、木材価格が飛躍することを期待したい。
スギの価格が上がったのは、住宅の構造材などとして活用する国産材の需要が高まってきている兆しではないかと感じる。
今後、龍神材としてのブランド価値が高まるよう、アピー
ルしていきたい」と話した
fff: