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2011年- 県産材で地域活性化 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 50061
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0322
- 見出し:
- 県産材で地域活性化 丹波山村
- 新聞名:
- 山梨日日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.sannichi.co.jp/local/news/2011/03/22/10.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
丹波山村は、同村を含む県内で産出する木材を積極的に活用するための取り組みを始めた。
手始めに、地元の中学校を卒業する生徒に県産材で作った机の天板を記念品としてプレゼントした。
来年度から村内の小中学校全ての椅子と机を県産材製品に変えるほか、地元の材木を積極的に売り込むた
め、新たな作業道を整備。
村は、雇用創出や森林再生を通じて地域活性化につなげたい考えだ
取り組みは、林業にかかわる業者やオイスカなどでつくる「木netやまなし推進協議会」の協力を受けて行う。
森林管理や木材の加工、流通が適正に行われていることを示すFSC(森林管理協議会)認証の取得を目指す
林道整備は5年程度の実施期間で総事業費は5億5千万円を見込んでいる。
総延長5・5キロの作業道を整備して材木を確保し、販売するのが目標。
森林再生を通じて景観形成、商品開発、有害鳥獣の駆除や林業従事者の拡大も期待している。
一方、既にFSC認証を取得している県産材を使った製品の導入も積極的に進める方針。
来年度から認証を受けている椅子と机を30セット購入して小中学校で使用するほか、公園の遊具にも導入する。
このほど行われた丹波中の卒業式では、県産材ヒノキで作った机の天板に、教員や友人からのメッセージを印刷して卒業生に贈った。
甲府市と笛吹市の高校にそれぞれ進学する卒業生の福岡円華さん(15)と木下未希さん(15)は「大切に飾りたい」と話した。
一連の活動を通じ、将来的には村有林全体で認証取得を達成し、村内産木材のブランド力を高めて加工製品や材木、ペレットなどとして販売促進を目指す。
岡部政幸村長は「村内の豊かな山々は大きな財産。
積極的に活用し、地域活性化につなげたい」と話している
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