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2011年- 木材は7割超 |木製品、木、木工などのネット新聞情報 |木の情報発信基地
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- ID:
- 49984
- 年:
- 2011
- 月日:
- 0311
- 見出し:
- 木材は7割超 県土整備部の16年度建設廃棄物リサイクル率
- 新聞名:
- 建築新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.kentsu.co.jp/kanagawa/news/p01256.html
- 写真:
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- 記事
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県県土整備部は、16年度に同部の工事現場から搬出された建設廃棄物の総量と、縮減・再資源化した量を速報値としてまとめた。
アスファルト・コンクリート塊とコンクリート塊の再資源化等率(リサイクル率)が引き続き99%台となったほか、伐木材を含む建設発生木材は15年度に比べ20ポイント以上増加し
て72・7%となった。
建設発生木材については、17年度に「指定事業者制度」をスタートさせ、同部の発注工事から排出される木材は基本的に指定事業者での処分を義務付けたため、17年度末には90%台にまで上昇する見通し。
建設混合廃棄物については、総量の削減(分別の徹底)に取り組んだ結果、リ
サイクル率は11・1%にとどまったものの、排出量は1千㌧まで減少した。
全体の排出量については、アスファルト・コンクリート塊が増加したため、全体では約3割増の20・6万㌧となったが、同部では「工事発注や施工時期のずれなどによる一時的な増加で、全体としては排出量そのものも減少傾向にある」と
見ている
速報値では、16年度に対象となった同部の工事件数は646件(15年度698件)で、現場から搬出した建設廃棄物は約20・6万㌧(同16・1万㌧)だった
アスファルト・コンクリート塊は12万6千㌧を現場外に搬出し、このうち99・6%を縮減・再資源化した。
コンクリート塊の搬出量は5万1千㌧で再資源化等率は99・1%、建設発生木材は伐木材を含めて5千㌧で89・1%(伐採木を含めると72・7%)だった
再資源化後の“市場”が確保されているコンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊については、引き続き高いリサイクル率となった。
木材については、再資源化等率の半数近くを焼却処分が占めているため、分別解体・再資源化後の利用促進策などが課題となっている。
同部では、同部発注工事で発生す
る建設発生木材を、同部が指定した事業者の施設で再資源化することを基本とする「建設発生木材等処理指定事業者制度」を17年度にスタートしており、17年度末には再資源化等率が90%以上になると見ている
また、建設汚泥については、現場外搬出量が2万3千㌧で、15年度に比べて倍増したが、再資源化等率は1・9ポイント上昇して24・9%となった。
県内では、再資源化するよりも処理コストが安い海洋投入処分を行っているが、将来的には海洋投入処分が困難になるため、処理コストの低減や市場確保など
の課題に取り組む必要がある
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