v11.0
- ID:
- 48921
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1202
- 見出し:
- 9万年前の太古木11年ぶり公開へ 上峰町八藤丘陵
- 新聞名:
- 佐賀新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1778092.article.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
三養基郡上峰町堤の国天然記念物「八藤(やとう)丘陵」に埋まる約9万年前の太古木が12日、11年ぶりに一般公開される。
昨秋、水分を多く含む土に包まれているはずだった太古木が、水位低下で“半漬かり状態”になっていることを発見。
施した劣化防止対策が有効かどうかの確認作業などに合わせ
町教委が公開する。
10日にはシンポジウムも開き、阿蘇山の火砕流でなぎ倒されたとされる巨木が、久々に脚光を浴びる
太古木は1993年、圃場(ほじょう)整備の作業中に発見された。
直径1・5メートル、全長22メートルで、九州一円を襲った阿蘇4火砕流でなぎ倒されたと推測された。
水分が多い状態だったため形をとどめていたらしく、埋め戻して保存された。
発掘地一帯の八藤丘陵は、2004年、国の天然記念物に指定
された
昨年10月ごろ、最も水位が下がった時に水分の少ない土に数十センチ触れていることが確認された。
近くの圃場整備の影響で地下水の流れが変わったことが原因と分かり、太古木周辺に水を流れやすくする対策を施した
一般公開は99年7月以来で、今回は根の部分から約9メートルを露出させる。
公開時間は午前10時から午後3時で、現地説明会も2回(午前10時半、午後2時)開く
調査は6日から実施。
劣化防止対策を確認するとともに11日には太古木の一部を採取し、組織の劣化具合など基礎データを収集する。
10日午後2時20分からは町民センターで専門家を招いた小中学生対象のシンポジウムも開く
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