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- ID:
- 48919
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1202
- 見出し:
- 支笏湖の沢に大きな炭化木 近く展示へ
- 新聞名:
- 苫小牧民
- 元UR(アドレス):
- http://www.tomamin.co.jp/2010c/c10120102.html
- 写真:
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- 記事
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樽前山の噴火でできたらしい炭化木が、支笏湖岸の千歳市支寒内で見つかった。
長さ30~50センチ。
樽前山噴火では最大級という。
石狩森林管理署支笏湖森林事務所と環境省支笏湖自然保護官事務所が合同で搬出した。
炭化木は、火山灰や火砕流で蒸し焼きになった樹木。
大きな炭化木は、11月初めに支寒内の沢で発見された。
崩れた崖に約2メートルの幹が飛び出し、その下に5本あった。
直径30~40センチ
現場を調査した北海道地質調査業協会技術アドバイザーの若松幹男さんは「地層の状態から、1739年の大噴火による火砕流でできた炭化木が、その後の土石流などで流されて埋まった」と推測している。
搬出したのは、最大直径34センチ、長さ40センチの炭化木1本。
重さは27キロもあった。
近くに林道がないため、背負子で約4時間かけて運び出した。
樽前山噴火の状況を物語る貴重な資料で、近く支笏湖ビジターセンターに展示される
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