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- ID:
- 48915
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1202
- 見出し:
- 常陸大宮に県産材供給拠点 原木市場と乾燥所完成
- 新聞名:
- 茨木新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12912110758330
- 写真:
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- 記事
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業界団体が事業主体となり整備を進めていた原木市場「宮の郷木材流通センター」と木材乾燥施設が完成し、1日、常陸大宮市の宮の郷工業団地で竣工(しゅんこう)式が開かれた。
関係者約300人が集まり、品質の高い県産材の安定供給に向けて、中核を担う両施設の門出を祝った。
記念式典で、県森林組合連合会の平塚修代表理事会長は「高品質で価格競争力を持った製材品の生産、販売施設として茨城県の森林・林業、木材産業の活性化と産業の発展に寄与できるものと確信している」とあいさつ。
橋本昌知事は「本県の林業、木材産業の新たな発展に向けての大きな一歩とな
ることを心から期待している」と祝辞を述べた。
宮の郷木材流通センターは敷地面積2・3ヘクタールで、県森林組合連合会が事業主体。
山から切り出した原木を同センターに集荷し、入札により製材業者らに販売する。
木材乾燥施設は、地元製材業者らで組織する八溝多賀木材乾燥協同組合(打越芳男代表理事)が事業主体。
敷地面積は1ヘクタールで蒸気式乾燥機7機を備える。
木材住宅に使う収縮や曲がりの少ない乾燥材を供給する。
両施設のほか、宮の郷工業団地には、集成材用のラミナ製材工場やプレカット工場を建設する予定で、県産材の利用促進に向け、安定供給体制の拡充を図る。
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