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- ID:
- 48910
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1201
- 見出し:
- 県産丸太、輸出へ 知事が表明 近く試験的に台湾へ
- 新聞名:
- 朝日新聞
- 元UR(アドレス):
- http://mytown.asahi.com/areanews/tokushima/OSK201011290127.html
- 写真:
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- 記事
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飯泉知事は29日、県産木材の原木(丸太)の海外輸出に、県として初めて取り組むことを明らかにした。
住宅着工戸数の低下などで国内での木材の需要が落ち込む中、海外での販路を広げ、県産木材の消費拡大を目指す
県議会本会議で、寺井正邇県議(自民党新政会)の質問に答えた。
県が来年3月までの策定を目指している「次世代林業プロジェクト」の骨子によると、県産木材の昨年の生産量は約20万立方メートルで、うち約13万立方メートルが県外で消費された。
プロジェクトは、2020年に生産、消費量を倍増す
ることを目標としている。
県林業振興課によると、県産木材の3分の2はスギで、県内の人工林では伐採が可能となる樹齢50年以上のスギが多く育っているという。
このスギを、近く試験的に台湾の業者に輸出し、相手の反応を参考にしながら、中国、韓国、ベトナムなどにも広げることを検討する。
輸出するのは長さ3~4メートルの丸太。
現地で未加工の木材への需要があるためという。
林野庁の統計によると、昨年全国で生産された木材約1827万立方メートルのうち、丸太のまま海外に輸出されたのはわずか0.2%ほどで、県によると、全国でも珍しい取り組みだという
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