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    ID:
    48873
    年:
    2010
    月日:
    1127
    見出し:
    大町の林業家ら「一本ぞり」復活へ 北アで木材運んだ先人の知恵
    新聞名:
    信毎WEB
    元UR(アドレス):
    http://www.shinmai.co.jp/news/20101124/KT101123SJI090008000022.htm
    写真:
    【写真】
    記事
    大北地方の若手林業家らが、北アルプス一円で昭和30年代まで木材の運び出しに使われていた「一本ぞり」の復活に向けた取り組みを始めた。
    雪深く、急斜面が多い土地柄を生かした先人の知恵と工夫に学ぼうと、来年3月に使用法などを学ぶ講習会を計画。
    使ったことがある地元の人たちと準備を進め ている。  一本ぞりはスノーボードのような板にL字形の荷台兼用の腕木を2本取り付けた形。
    積雪が硬くなる春先、背負子(しょいこ)で伐採現場に担ぎ上げ、木材を積んで横滑りの要領で下ろした。
    明治時代に石川県の白山山麓(ろく)で考案され、昭和初期に北安曇郡小谷村、白馬村にも伝わったとされるが、戦 後の国産材需要の低迷や林業の機械化で姿を消した。  復活を目指すのは、森づくりにかかわる市民ら約20人でつくる「大北林業研究グループ」。
    大北地方には広葉樹林が多く樹種も多彩で、この特性を生かした森林利用を模索する中で、廃れた林業技術や道具にも目が向いたという。  一本ぞりは、滑走面に雪が付きにくく、大量の木材を積んでも折れないほど粘りのあるミズメ、イタヤカエデなど地元の木を使用。
    愛知県出身で20年近く前から林業に携わる同グループメンバーの高橋康夫さん(47)=大町市=は「自然に逆らわず、身近な資源を使い、肉体の負担も軽くする知恵の塊」と 話す  高橋さんは、アルバイト先のスキー場でスノーボードを見たお年寄りが「一本ぞりみたいだ」と話すのを聞いて興味を持ち、今年5月、活用できないかグループに提案。
    白馬村の森良男さん(62)ら年配のメンバーにも使用経験がある人がいることが分かり、資料集めやイベントでの実物展示などを重ねてい fff:

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