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- ID:
- 48759
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1119
- 見出し:
- 地場産木材で人工漁礁 魚津漁協が実証実験 経田沖に2基
- 新聞名:
- 富山新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/T20101120201.htm
- 写真:
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- 記事
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魚津漁協は今冬から、地元産木材を活用した人工魚礁の実証実験に着手する。
魚津市の 「魚津おさかなランド」で19日に開かれた会合で同漁協が明らかにした。
事業費は5年 間で約8千万円を見込む
同漁協では2年前から国の水産業燃油高騰対策事業などを活用する。
間伐材を使った「 母藻」や魚礁を魚津市沖に投入し、ワカメやテングサの繁殖、稚魚の隠れ家になる「揺り かご」作りに取り組んできた。
今回の実験は国の「木材利用を促進する増殖技術開発事業
」に全国14カ所の1つとして採択された。
計画では、今年度は事業費2547万円で海底地形などを調査するほか、魚礁の設計・ 製作を行う。
来年3月に同市経田沖に魚礁2基を沈める。
魚礁は鉄製の枠を組み合わせて 作り、底辺が各10メートル、高さ2メートル。
底引き網の邪魔にならないよう台形とし
、鉄製枠の上部に間伐材を詰めたユニットを差し込み、魚の集まり具合、付着生物などを 調べる。
2011年度と12年度にも各1基追加する。
実証実験は、魚津漁協や市、新川森林組合などが地場産木材活用魚礁実証事業協議会を 組織して進める。
間伐促進や地場産木材の活用策なども探る。
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