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- ID:
- 48079
- 年:
- 2010
- 月日:
- 1008
- 見出し:
- 本山町 木工職人の卵 大歓迎
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/info/irasshai/CK2010100802000092.html
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- 記事
-
「木工をやってみたいという人を受け入れ、定着する仕組みを用意していきたい。
木工製品の受注が増えても生産能力が追いつかないと、町そのものが衰退してしまう」
林業の町・本山町では2005年、「行政に頼っていられない」と、商工会青年部が中心となって、木工品や家具の企画販売を行う合同会社「ばうむ」を設立した。
40人を超える町民が出資者という町のシンボル的存在で、「土佐嶺北地域の資源に付加価値をつけて商品化する」というのがコンセプト
代表の藤川豊文さん(46)は、地元の高校を出てから十数年、横浜や千葉の工務店で住宅建築や内装の腕を磨き、生まれ故郷に戻ったUターン組だ。
首都圏での暮らしが長かっただけに、都会人のライフスタイルを肌身で知っているし、ニーズもわかる
「田舎はのんびりしていて、モノを作って売れるのを待っているだけ。
これからは、市場で求められている商品を探り、先回りして作っていかなければ」
懸命な売り込みで、小物家具や学習机を中心に、徐々に販路は広がってきた
ところが、地元の木工職人だけでは、注文をこなすだけの絶対数が足りない。
納期を守れなければ信用にかかわるだけに危機感が募った。
町外からの新戦力受け入れは、喫緊の課題だ
とはいえ、山深い地域だけに「よそ者」に対する「見えないハードル」は低くない。
実際、さまざまなトラブルにも遭遇してきた
移住は、地域住民と移住者の双方の意識改革や努力が欠かせない
「故郷を離れて、まったく知らない土地に来るのは勇気がいる。
だからこそ、本山町で木工の職人芸にトライしようとする人を歓迎したい」
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