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- ID:
- 47646
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0909
- 見出し:
- チェーンソーアート 中学校でデモ
- 新聞名:
- 東海新報
- 元UR(アドレス):
- http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws6001
- 写真:
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- 記事
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住田町内の中学校で6日、国内チェーンソーアートの第一人者として知られる西間健さん(51)=岩泉町在住=によるデモンストレーションや講話が行われた。
生徒たちは間伐材がチェーンソーによって芸術作品に生まれ変わる過程を見学しながら、森林・林業のまちであるふるさとへの思いを新たにした
催しは、総合的な学習の時間を活用して地域理解を深めようという、町教委による森林環境学習の一環
西間さんは林業のかたわらチェーンソーアートを行い、一時はプロとして活躍。
国内外の大会で入賞経験を持つ
かねて同町内の林業関係者と親交を深めており、今年5月にもSUMITAチェーンソーアート杣遊会(そまゆうかい、泉田晴夫会長)の招きで訪れ、デモンストレーションを行っている
この日の午前中は世田米中(内海行英校長、生徒71人)でデモンストレーションと講話を行い、全校生徒と教職員が参加。
同校会場では高さ1・5㍍のスギ間伐材が材料として用意された
西間さんはワシをテーマに作業をスタート。
5種類のチェーンソーを代わる代わる操り、木くずにまみれながら木を削っていき、ちょうど1時間で翼を広げた雄々しいワシを彫りあげた
生徒たちは豪快かつ繊細なチェーンソーづかいに目を見張り、羽根の曲線や鋭いくちばしなどの造形に感嘆の声
引き続き講話に移り、西間さんは、林業のかたわら「捨てられてしまう木に命を与えたい」とチェーンソーアートを始めた経緯を講話
そのうえで「好きな木と向き合い、いろいろな人と出会えるのが魅力。
住田も岩泉も林業のまち。
みなさんの中で挑戦する人がいればうれしい」と呼びかけていた
特設活動である木工部の佐藤佑樹君(3年生)は、「初めて見たが迫力があり感動しました。
自分たちもいま作品を作っており、刺激になった」と話していた
午後には有住中でもデモンストレーションと講話を実施した西間さん。
出来上がった作品は両校にそれぞれ贈られた
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