v11.0
- ID:
- 46489
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0619
- 見出し:
- 「木と香のアクセサリー」作り進んでいます!(3)香りのパーツ 2/2
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/komachi/shopping/labo/20100619-OYT8T00759.htm
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- 【写真】
- 記事
-
「木」と「香」の組み合わせという難問が解決、製品化に目処がつきました。
あらためて、その工程を見せてもらうと、一つ仕上げるのが、こんなに大変なのかと驚かされます
「香りのパーツ」の製作工程
1:寄木にする元の木材を同じ厚さ、同じ幅に切る。
2:樹種の異なる上記1の木材を張り合わせ、丸一日程度プレスしておき四角い角材に仕上げる。
3:上記2を横にスライスする。
4:芳香紙のための円を丸くくり抜く
5:これを2枚1組として、片方に、芳香紙を挿す溝を薄く彫る。
6:溝を彫った板と彫っていない板を2枚1組で張り合わせ、香りのパーツ用板材ができあがる。
7:円の内側を削ってくぼみを成型する。
8:これを丸、または四角に糸ノコで外形を切り取る。
9:外側を粗く斜めに削る。
10:成型する。
11:ひたすら手で磨く
12:金具などを通すための穴を開ける。
13:蜜蝋ワックスで塗装する。
色のバラエティは樹種の違いで
これだけ手間をかけて、ようやく「香りのパーツ」ができあがります
今回の試作品で作ってもらったのは、6色のパーツと、2色のパーツです
6色は、白いトチ、赤いセンダン、茶色のケヤキ、クルミ、黄色いのはキハダ、緑色はホオなどを組み合わせています。
上記の工程1で6種類の木を使います
2色は、これが2種類に。
今回の試作品ではトチ(白)と、西洋黒クルミ(黒)を使ったそうです。
木の種類で色が鮮やかに異なる自然の妙には思わず感心してしまいます
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