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    ID:
    46487
    年:
    2010
    月日:
    0619
    見出し:
    「木と香のアクセサリー」作り進んでいます!(2)香りのパーツに苦労 1/2
    新聞名:
    読売新聞
    元UR(アドレス):
    http://www.yomiuri.co.jp/komachi/shopping/labo/20100619-OYT8T00513.htm?from=navlk
    写真:
    【写真】
    記事
    岐阜・飛騨高山の木工房「オークヴィレッジ」で、皆さんから寄せられた意見をもとに試作品を担当したのは、制作部の藤井啓太さん(28)  岡山県出身で愛媛大理学部を卒業後、物作りが好きで職業訓練校で木工の技術を学び直してオークヴィレッジに参加。
    材料を選別する材料部などを経て、今年から制作部に 「香り」を楽しむ仕掛けを試行錯誤 1ミリ以下に薄く削って芳香紙を入れるスペースを作る。 溝を彫った板と彫っていない板を2枚1組で張り合わせ、香りのパーツ板材に  木工ならお手の物ですが、今回のオリジナルアクセサリーの課題は、どうやって、木のアクセサリーで香りを楽しむか、です  これまでの製品では、木製ヘッドの内側をくり抜いて、中に小さい木片を入れてこれにアロマを染みこませていました。
    ところが、発言小町「『木とアロマ』でオリジナルアクセサリーを作りませんか!」で皆さんの意見を聞いたところ、香りを発散させるための「穴」が不評でした。
    ここから藤井さんの悪戦苦闘が始まり ました。  穴がダメなら、芳香紙で香りをだすことに。
    これまで名刺入れ用アロマなどに使っていますが、今回は小さいパーツに芳香紙を出し入れし、しかも芳香紙が落ちないようにしなくてはなりません  まず、「2枚1組で板の片方を薄く削り、その溝に芳香紙を入れて張り合わせる」ことに。
    そこまではさほど苦労しなかったそうですが、4月の試作段階では、芳香紙を出し入れするために中央を丸くくり抜いても、芳香紙の出し入れがまだ難しい状態でした。 手で研磨して緩やかなカーブで解決! 香りのパーツ(2樹種)丸形のイヤリング。
    中央の円の部分に芳香紙が入る  ようやく、たどりついた解決策が、芳香紙まで指が届きやすいようにこの中央部の「円」を斜めに削る、という方法でした。  「一番苦労したのは、この芳香紙の取り出しのためと、全体の丸みのためのカーブです。
    穴を開けたり、形を抜いたり、ある程度まで斜めに削ったりするのには機械を使いますが、最後は手で研磨して仕上げるしかない。
    最後は感覚なので、どこまで、どんな形がいいのか、手探りでした」と藤井さん 香りのパーツ(6樹種)ひし形のイヤリング。
    右側が芳香紙を入れた状態  直径約1センチの小さな円を緩やかに斜めに削ったことで、芳香紙まで緩やかなカープをつけたくぼみになって、実際、女性なら指ではさんで芳香紙を出し入れしやすくなっていました。 fff:

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