v11.0
- ID:
- へ
46203
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0531
- 見出し:
- 木彫り像70体 観光客を案内 駅から私設美術館まで3キロ
- 新聞名:
- 読売新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20100530-OYT8T00856.htm
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
あきる野市深沢で「深沢小さな美術館」を開いている造形作家、友永詔三(あきみつ)さん(65)が創作した木彫りの作品「ZIZI(ジージ)」が、同市のJR武蔵五日市駅から同館までの約3キロの道沿いに約70体も飾られ、訪れた観光客らの人気を集めている。
友永さんは、NHKで1979年から放送された人形劇「プリンプリン物語」に登場する人形の制作者として知られている。
自然の豊かさに魅了されて、85年に東大和市から、あきる野市深沢に引っ越し、2003年に自身の作品を展示した美術館をオープンした。
今は木彫りや版画を中心に制作活動を続けてい
る。
「ZIZI」は、おじいさんという意味で、森の番人をイメージして作った作品だ。
友永さんが初めて作ったのは約15年前。
当初は自宅の敷地内にあった樹木の枝を使っていたが、約5年前に美術館の案内用に樹木の幹を使った作品を10体ほど作り、同館周辺に飾っていた。
友永さんは、今月8日に深沢で行われたシャクナゲの植樹イベントで、参加者を駅から深沢まで案内できるように、この作品を今春に約30体作った。
昨夏に制作していた分を合わせた約70体を道沿いに飾り、約5年前の作品を撤去した。
高さは2メートルから1メートル20まで様々で、地域の住民がヒノキ
やスギなどの木材を提供し、作品を設置する際も手伝ってくれたという。
友永さんは、「多くの人に花と自然がいっぱいの深沢に足を運んでもらうきっかけになればうれしい」と話している。
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