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- ID:
- 46195
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0529
- 見出し:
- “木工の秘密基地”開店 鹿沼にアウトレット店
- 新聞名:
- 東京新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20100530/CK2010053002000090.html
- 写真:
- 【写真】
- 記事
-
家具や木材のアウトレット製品を販売する店舗「ウッディ アウトレットかぬま」が二十九日、鹿沼市茂呂の鹿沼木工団地にオープンした。
「木工のまち」をアピールしている同市の木工関連事業者十二社が共同で運営。
消費者の多様なニーズに合った木工製品を安価で提供し、低迷する業界の活性化を
図りたい考えだ。
(小倉貞俊)
大小さまざまなサイズの板材、たんすや机などの家具、ストラップなどの小物-。
所狭しと並べられた商品は、その数およそ千種類。
市内外から訪れた大勢の来店者は、感触を確かめたり、手に取ってながめたりしながら、興味深そうに店内を回っていた
「ほとんどが各社の倉庫に眠っていたものばかり。
でも、ニーズにマッチングさえすれば、お客さんにとっては大きな価値があるんです」。
店舗の運営団体の田代博会長(68)はこう言って胸を張る
規格外や返品された製品、処分する端材などを生かそうと地元事業者の有志が企画。
「掘り出し物を探してほしい」との思いから、キャッチフレーズを“木工の秘密基地”とした
値段は「破格の安さ」(田代会長)で、市価の十分の一ほどのものも。
木材の切断や研磨などのサービスにも応じるほか、一般の人が出した日光彫りやトールペイントなどの作品も販売している
木工関連業界をめぐっては、国産の木材需要の減少や海外製品の進出で売り上げが低迷。
高齢化や後継者不足も加わり、市内事業者は約三百社と、二十年前の半分にまで減っている
田代会長は「木のぬくもりにふれてもらえれば、必ず良さを再認識してもらえるはず。
気軽に立ち寄って、それぞれの楽しみ方を見つけてほしい」と呼び掛けている。
営業時間は午前九時~午後五時。
六月六日までは毎日、その後は毎週金、土、日曜日に開店。
問い合わせは同店=電0289(63)1001=
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