v11.0
- ID:
- 46170
- 年:
- 2010
- 月日:
- 0528
- 見出し:
- 福山木材市組合が存続の危機
- 新聞名:
- 中国新聞
- 元UR(アドレス):
- http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201005290023.html
- 写真:
- 【イラスト】
- 記事
-
広島県東部と岡山県西部の製材業者でつくる福山木材市買方組合(早川佳行組合長)が存続の危機に立たされている。
取り扱う県産材製品は需要が低迷。
会員業者数は92で25年前の半分以下に減った。
28日に福山市であった創立50周年記念式典では県産材活用をアピールしていく方針を確認したが
、大半が事業の多角化で生き残りを模索する状況だ
福山市沖野上町であった記念式典には会員業者の社長ら約40人が出席。
早川組合長が近年、廃業が相次いでいる状況などを踏まえ、「かつて経験したことのない厳しい状況。
木材の良さを伝えていこう」と呼び掛けた。
県産木材は、輸入木材の増加や和風木造住宅の減少などで生産量は1985年の3分の1以下に落ち込む。
製品は輸入材製品に比べて割高で、販売量が低迷して利益も少ない。
県内では「経営が成り立たない」と廃業したり、不動産業などへ多角化を進めたりする業者が多い
早川組合長は「危機的状況だが、県産木材を使うことで山の手入れもできる。
木製品ならではのぬくもりを広く伝えたい」と強調。
今後、学校など公共施設での県産材製品の使用を行政などに訴えていく方針だ
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