ID : 15223
公開日 : 2010年 3月 5日
タイトル
檜原村、企業・起業誘致制度開始から1年-自然環境生かす企業求める
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新聞名
八王子経済新聞
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元URL.
http://hachioji.keizai.biz/headline/514/
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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檜原村が昨年4月に「檜原村企(起)業誘致優遇制度」を創設してから1年が経過したのを受け、現在の利用状況や今後の見通しを聞いた。
檜原村は本州にある東京都の中では唯一の村で、人口は3月1日現在で2,753人。八王子市やあきる野市、奥多摩町などと隣接しており、その豊かな自然環境を活かした産業や観光が根付いている。
同制度は地域経済の発展と村民生活の向上を図る目的で昨年4月1日に施行。従業員の半分以上を村民の中から雇用することなど、一定の要件を満たした企業や起業を希望する人に対して、操業助成金や雇用促進助
成金などさまざまな優遇措置を用意している。「これまでの支援制度については、村内住民や地域への活動支援などが行われてきた」と同村役場企画制作室の藤原さん。「少子高齢化の進む村での地域の活性化を図る
ため、村の政策の一つとして導入することになった」。
大規模な企業だけでなく、中小企業も対象とした制度設計となっており、要件の中に「地域の特性に適合し、環境の保全に必要な措置が講じられていること」を組み込むことで、環境保全に関連する企業の誘致や起業
を特に求めている。「自然豊かな檜原村であるからこそ、環境面を考慮した制度となっているところが特徴」。
制度創設から1年が経過したが、今のところ制度を利用した企業はなく、「実際に起業された方もいない状況」。しかし、これまでの間に「木材加工業や食品関係業からの問い合わせは数件あった」という。
「檜原村は全体の約93%が山林で、そのうちの大半がスギ、ヒノキといった人工林となっている。その木材を利用した業種の誘致ができれば」と藤原さん。「地場産材を利用した木材加工業者の具体的な誘致案が現在
進められている」と今後に期待を寄せる。
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