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<一級建築士 小菅克己さん>
「幅が87ミリなんで若干切れてる。建築基準法で90ミリ以上ないとだめなんで。90以上の見付(正面)幅のものを使いなさいとなってるので、建築基準法的に違反していると」
さらに、耐震面から驚くべき実態が。
なんと、基礎に穴を開けて給湯器の配管を通していたのです。
<一級建築士 小菅克己さん>
「これはヒドい、ヒドいの一言。どうしたらいいんやろ…これをやってしまうとどうしようもないんで」
すべての部分は詳しく説明しませんが、一級建築士にざっと見てもらっただけでも30個所以上の欠陥がありました。
一級建築士 小菅克己さん
「基本的に、かなり酷い建物ですね。正直ここまでヒドいものは、僕も建築をやってきた中で見たことがないというくらいヒドい。素人が造ったんじゃないかというような建築だと感じる」
もう「欠陥住宅」という表現では済まされない深刻な状態だといえます。
<奥さん>
「地震がきたら周りの家は建ってても、うちの家だけ倒れるんやなっていう感じですね」
一級建築士 小菅克己さん
「地震がくればもうかなり危ないですね」
なぜ、こんな家になったのかー
憤懣取材班に対し、まず設計事務所は…
「宮本さんと意見が合わず、お互いの信頼関係がなくなったので、途中で仕事を打ち切った。それ以上はお話したくない」という回答。
そして、建築工事を行った工務店側は…
「詳細はわからないが、ヒューマンエラーが重なったのではないか。あの家を何とかしようと思って資金と日数と人を割いて最大限努力したが、これ以上は手に負えない」
今年12月4日。
宮本さん側はとうとう、工務店と設計事務所などを相手取り、建て直すための費用などを求めて裁判を起こしました。
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