ID : 13876
公開日 : 2009年 10月20日
タイトル
日本の伝統、木の細工で立体パズル
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新聞名
ジャパンデザインネット
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元URL.
http://www.japandesign.ne.jp/episode/091021/
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写真:
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日本の伝統、木の細工で立体パズル
世界最古の木造建築、といえば法隆寺の金堂と五重塔。日本には優れた木の技術があります。こうした木造建築の継手(つぎて)や仕口(しぐち)といった接合部分の技術とも共通するのが組木。組木細工は、木片のみを
組み合わせてできる玩具で、いわば日本の伝統的な立体パズル。
山中組木工房は明治から五代にわたり組木細工を作り続けています。
欧米の玩具と並ぶようなモダンかる幾何学的なデザインの他、動物シリーズとして、象の他、カバ、キリン、猿、豚、ライオンと、動物園などでも定番な動物たちがラインアップされています。十数個のパーツの組合せで
できる動物たち。象のサイズは幅130、奥行55、高さ98mm。押したり引いたり、まず鍵となる一つのパーツを見極め、分解していきます。その仕組みを理解しつつ分解すると、組立もスムーズ。職人芸の多彩さに驚くこと
でしょう。
動物シリーズのデザインは三代目の山中広吉、象は1931年の作。2007年度にはグッドデザイン賞も受賞しました。小田原にある山中組木工房。現在は四代目の山中成夫と五代目の山中忠明が、組木細工の他、寄木、秘
密箱といった伝統工芸を現代に伝えています。
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