ID : 12177
公開日 : 2009年 6月18日
タイトル
企業に弟子入り、橋渡し 木工業の後継者育成
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20090618ddlk36020479000c.html
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元urltop:
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写真:
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一から学びたい/身につけ生計を…
徳島市地場産業振興協会では、地元の伝統工芸・木工業の後継者育成を図り、受け入れ企業と弟子入り希望者の間の橋渡しを請け負っている(17日毎日新聞21面「阿波ひと物語」参照)。同協会では「これまでは、希
望者の問い合わせを受けても受け皿が準備できていなかったが、今後は希望に沿えるよう努力したい」と意気込んでいる。
【深尾昭寛】
徳島木工業のルーツは、江戸時代の徳島藩水軍にさかのぼる。明治維新後、水軍の船を整備していた船大工たちが、家具や仏壇といった木工業に転身。全国でも屈指の技術を誇る高度な産業に育て上げた。だが近
年、木工業従事者の高齢化が進行。同協会でも技術継承を目的に、木工講座「阿波の匠塾」を06年度から開講している。
そんな中、最近では同協会に「木工が好きだから一から学びたい」「深刻な不況の中、木工技術を身につけ生計をたてたい」という声が多く寄せられるようになった。また、阿波の匠塾では満足できず、直接、伝統職人に
弟子入りを志願する人も見られるようになった。こういった情勢を受け、企業と弟子入り希望者の間を取り持とうと企画した。
現在、受け入れを了承している企業は木彫り、成形合板、いす製造など6社で修業期間は半年~3年。受け入れ先企業によって無給・有給の違いや年齢制限などがあるという。最初は簡単な仕事で慣れてもらい、徐々
に技術の要求される仕事にレベルアップしていく。具体的な弟子入り条件は、各自が直接話し合ってもらうことになるという。問い合わせは同協会(088・626・2453)。
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