ID : 12176
公開日 : 2009年 6月18日
タイトル
費用抑えた耐震工法 部屋だけを倒壊から守る
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/090618/sty0906181435003-n1.htm
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写真:
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住宅の台所や寝室など頻繁に利用する部屋の壁をピンポイントで補強する耐震工法を、大阪府木材連合会と京都大防災研究所が共同開発し、大阪市内で公開された。家屋全体を強化する従来の工法に比べ、
コストも工期も大幅に抑えることが可能。“発想の転換”による新たな工法として注目されそうだ。
補強が必要な部屋の壁だけをいったん撤去し、壁の代わりに一辺10センチ前後の間伐材の柱を密着して立てることで耐震性を強化する。間伐材同士をボルトで固定するため、開発時の実験では、補強した部屋は震
度7の揺れでも倒壊しなかったという。
同連合会によると、家屋全体の耐震工事では、床から天井にかけて斜め方向の補強材を設ける場合、天井や床などを取り外す必要があり、費用は数百万円に上るケースもある。工期も数週間かかるため、一般住宅で
は耐震化が普及していないのが現状。新たな工法では、費用は数十万円、工期も数日間で済むという。
兵庫県などによると、平成7年の阪神大震災では、犠牲者6434人の約7割が建物倒壊などが原因とされた。開発に携わった河田惠昭・京都大名誉教授(危機管理)は「家の損壊はやむを得ないという前提で、人のいる
空間をいかに倒壊から守るかが重要」と話した。
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