ID : 12155
公開日 : 2009年 6月18日
タイトル
坂倉準三展:日本のモダン建築を追究--神奈川県立近代美術館
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/enta/art/news/20090618ddm014040137000c.html
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元urltop:
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写真:
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フランスの巨匠ル・コルビュジエに学び、日本の現代建築発展に大きく貢献した建築家、坂倉準三(1901~69)。没後40年にあたる今年、その功績を顕彰する「建築家 坂倉準三展」が、坂倉の代表作である
神奈川県立近代美術館鎌倉館(電話0467・22・5000)を会場に開催されている。
坂倉は岐阜県生まれ。大学では美術史を専攻したが、建築家を志し29年に渡仏。ル・コルビュジエのアトリエに入り、6年間師事した。37年、パリ万国博覧会日本館の設計でグランプリ受賞。帰国後は公共建築から商業
建築、ターミナル開発まで幅広く手がけ、戦後復興期の建築界をリードした。
同展では国際的なデビュー作のパリ万博日本館をはじめ、代表作の東京日仏学院や岐阜県羽島市庁舎、新宿・渋谷のターミナルなどの図面や写真、模型など約200点を展示。戦時中の実験住宅案や忠霊塔計画も取り
上げた。同展の副題「モダニズムを生きる」通り、日本のモダン建築をけん引した仕事を多角的に紹介している。
坂倉建築は、ル・コルビュジエの教えを受け継いだ合理性と共に、清新な作風が特徴とされる。会場の神奈川県立近代美術館はその好例。木組みのような屋根の構造や外壁の大谷石、池に張り出した柱。いずれも伝統
的な日本建築を連想させる。
同美術館学芸員の太田泰人さんは「インターナショナルな視点で日本ならではの都市建築を追究した。デパートが隣接する駅ターミナルなど新しい公共空間を作り上げた功績も大きい」と解説する。
9月6日まで(月曜と7月21日休館、同月20日は開館)。坂倉が手がけた住宅や家具、デザインを紹介する同展第2部「モダニズムを住む」はパナソニック電工汐留ミュージアム(東京都港区東新橋1)で7月4日から開か
れる。9月27日まで(月曜と8月11~16日休館、7月20日・8月10日・9月21日は開館)。問い合わせはハローダイヤル03・5777・8600。
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