ID : 12160
公開日 : 2009年 6月18日
タイトル
地場産業 伝統技術のリレー、伝える人・教わる人
.
新聞名
毎日新聞
.
元URL.
http://mainichi.jp/area/tokushima/hito/news/20090617ddlk36040590000c.html
.
元urltop:
.
写真:
.
徳島市地場産業振興協会は、徳島の伝統的な産業である木工業の後継者育成を図るべく、技術を学びたい希望者と職人の橋渡しを始めた。「一から学びたい」「先人から教わった技を伝えたい」。それぞれの思
惑が一致し今、“化学変化”を起こそうとしている。
ハーモニカ用マイク修理販売業の住友孝嘉さん(31)=同市川内町=は、同市北沖洲4の木工ろくろ職人、宮竹良則さん(54)の下で技術を学ぶ。通常、鉄で作られるハーモニカ用マイク。1年ほど前、「軽く扱いやすい
だけでなく、ぬくもりある木のマイクを」と自作したが、内側の加工や、ふたのかみ合いの緩さに、高い技術習得の必要を感じた。
一方の宮竹さんは、四十年来の職人。作る商品に合わせて、刃物などの道具を一から作る。ヒノキでコップを作る場合、機械では薄さの限界は8ミリだが、宮竹さんの手にかかれば2ミリにできる。確かな技術の持ち主
だ。
宮竹さんは「人間を育てることほど面白いことはない」と話す。「技術はもちろん、最も伝えたいのは心。私も年配者が何十年もかけて得た知識・技術を学ばせてもらった。教えてほしいと言う人には、『どうぞ』といかな
あかん」と話す。
一方の住友さんも「徳島の地場産業といえば木工。伝えていくことの重要さを感じます。将来、後の世代に残せるように、確かな技術を身に着けたい」と意気込みを見せる。
同協会に橋渡し役を依頼したい場合、問い合わせ電話番号は088・626・2453。
木の情報発信基地では、TOPページを平日毎日更新しておりますが、その更新の中に、報道各社のホームページに
掲載されているニュースを毎朝調べ、昨日掲載された情報を集め、リンク形式の1行にその見出しを掲載しています。
2010年現在で毎日平均15本の広い意味での木に関する情報が掲載されています。毎日更新ですから、次の日には消えて
しまいます。これではいかにももったいないので、アーカイプとして分野別に分けて保存しております。このwebページは
「木材、木工、木製品」に関するものを集めています。2006年から開始しましたが、年に2度程度の更新で情報追加いたします。
情報収集の方法はグーグルニュースの検索で調べるというシンプルなものです。