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千代田区文化財で、江戸時代の伝統的な建築様式を伝える遠藤家旧店舗兼住宅「神田の家」が区立宮本公園(外神田)に移築・改修され、13日完成した。15日から一部公開を始める。 (松村裕子)
材木商だった遠藤家は一九二七(昭和二)年、同区内神田に旧店舗兼住宅を建築。商売柄、屋久杉や北山杉など良材、銘木をふんだんに使用、伝統的な建築技術を受け継ぎ、戦前の店舗形式を残している。復元され
たのは木造二階建て約百三十平方メートル。土間を復活し、和室を茶室に改修した。
建物は、同家が転居した府中市に移築保存されていたが、同家が“古里”へ戻ることを希望し、区が区文化財に指定、同公園に場所を確保した。約一億四千万円の費用は同家が負担し、昨年五月から工事が進められて
いた。
完成式には、約百人が出席。木やりで祝福した。同家の関係者は「子どもたちにもともとあった都心に近い場所で見てもらえる」と期待をこめた。特定非営利活動法人(NPO法人)神田の家が管理運営を担当する+/div
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