ID : 7107
公開日 : 2008年 4月10日
タイトル
紀州材増産へプラン策定 5年で35%増へ 和歌山県
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/080410/wky0804100219012-n1.htm
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写真:
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和歌山県は、年間木材生産量を5年間で35%増やし、平成24年度には23万立方メートルまで引き上げるとする「紀州材生産販売プラン」を策定した。間伐を進めて生産量を拡大し、生産と流通の合理化で収
益性を向上させる。林業従事者約1000人の年間平均所得を25万円増の275万円にアップする数値目標も盛り込んだ。
県産のスギ・ヒノキ(紀州材)は高い強度が特長で、柱材として根強い需要があるものの、産地は急峻な地形のために生産コストが高く、安い輸入材には価格面で対抗できなかった。しかし、世界的に木材需要が高まっ
ていることを受けて輸入材の価格が高騰しているため、最近は再び国産材に注目が集まりつつある。また10年後から伐採期に入る木がピークを迎えることから、林業振興課は「好機をつかんで林業の復権につなげた
い」としている。
生産面では、森林所有者間で調整し、分散している伐採地を集中し、作業道の整備を進める。森林組合に対して高性能林業機械の購入を支援し、作業の生産性を高める。
流通コストを減らすため、伐採地近くに出荷別の仕分け作業を行う木材置き場を整備し、搬送作業を効率化する。合板や集成材となる間伐材については、市場を通さずに加工工場に直送するルートを新設する。
紀州材の販路開拓に向けて、首都圏で開かれる展示会への出展や商談会の開催を目指す。また、明るい色合いや美しい木目を生かし、内装材として中国・上海市の工務店や建築士にもPRする。
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