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懸念
新聞名
日中経済通信
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元URL.
http://www.newschina.jp/news/category_1/child_31/item_9134.html
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元urltop:
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写真:
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中国国家林業局の祝列克副局長は19日の記者会見で、1月中旬以降、中国の中南部を襲った大雪・寒波による林業被害状況について、「巨大な損失を与えた」と明らかにした上で、被害状況を発表した。
祝副局長によると、今回の寒波災害により、湖南、貴州、江西、安徽、広西をはじめとする19の省区市で全国の10分の1に相当する1860万ヘクタール(2億7900万ム)の森林が被害を受けたという。そのうち、1781カ所
の国有営林場や1200カ所の苗木畑での被害が深刻で、760万トンの樹木の種や100億株に及ぶ苗木は壊滅的な凍害を受けたほか、3万頭近くに及ぶ国家重点保護の野生動物も凍死・凍傷した。林業では今回の雪災害に
よる直接経済損失は573億元(約2592億円)に上った。
今回の寒波災害による今後の林業発展への影響について祝副局長は、「全国、とりわけ被害地域では生態環境に悪影響を与えるものとして懸念される」と指摘し、「森林の被害面積は1860万ヘクタールに及び、2010年
までに森林被覆率を国土面積の20%にするという目標の実現にかなり負の影響が出る」と認めた。
林業に巨大な損害を出した原因について祝副局長は、「百年ぶりの大雪・寒波の被害に見舞われたことが大打撃を受けた要因となったが、南部では長い間、関連施設の建設に耐雪・耐寒性能という基準を設けていなか
ったことも挙げられる。今回の災害で各大営林場、苗木畑や野生動物の救助場所は雪の重さを受け建物全体が倒壊したり将棋倒しになった。このことを今後の教訓として生かして行く」と述べて、被災地域の林業再建計
画に災害防止対策を取り入れる考えを示した。
また、今回の林業被害による木材供給市場への影響について、会見に同席した同局の肖興威資源司長は、「中国南部の森林資源に甚大な損失を出したことに違いないが、全国的な範囲で根本的な影響を与えたわけで
はなく、安定した供給体制を維持することができる」と強調。一方で「被害地では木材出荷減少による市場への影響を抑えるために、雪で倒れた木々を整理し、被害地域の木材加工企業で再利用を図り、幼齢林の育成を
強化すると同時に、短期的に木繊維製品の輸入を増やしていく」と述べ、国の救助措置で市場の安定化を図る意向を示した。
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