1. HOME
  2. 木の情報発信基地Top
  3. 7.木材林業
  4. 木材、木工ニュースアーカイブ TOP
ID : 6400
公開日 : 2008年 2月19日
タイトル
ペレットボイラー普及へ 木材資源生かす仕組みを
.
新聞名
紀伊民報
.
元URL.
http://www.agara.co.jp/modules/colum/article.php?storyid=140835
.
元urltop:
.
写真:
 
.
県が農業用ハウスの加温用の燃料として、木くずを固めた木質ペレットを使うボイラーの普及を検討している。石油価格の高騰で、ボイラーの燃料経費がかさんでいることへの対策と、豊富な木材資源の有効 利用を促すためだ。  問題が農業と林業にまたがるため、県の8部局が「活用研究会」をつくり、2006年10月から話し合いを重ねている。そこで一番の課題となっているのが、燃料をいかに安く確保するかである。  木質ペレットの製造工場は全国に33カ所あるが、県内にはない。現状では、県外から買うしかないが、輸送費がかかり、石油を使用するより高くつく可能性がある。このため県内に保管基地を設置するなど、大量購入し て仕入れ価格を安く抑える対策が必要になるという。  和歌山県はその面積約47万ヘクタールのうち77%が森林。県外から購入せずに、この豊富な木材資源を生かす手はないのだろうか。  例えば、田辺市龍神村の温泉宿泊施設「季楽里(きらり)龍神」は、温泉の加温用として04年、製材過程で出るチップを燃料にしたチップボイラーを、全国の宿泊施設に先駆けて導入した。「灯油の半分近くの燃料費でま かなえるので助かる」と話している。  燃料を供給している龍神村森林組合も「山から出た丸太のうち材木として使うのは7割以下。それ以外は産業廃棄物として処分していたが、それが売り上げにつながるから助かる」と話す。  しかし、木質ペレットはチップより加工に手間がかかるため、設備投資もコストも格段に高い。工場を建設するにはリスクを伴い、十分な需要が確保できずに廃業したところもあるという。  県林業振興課は「前向きに検討したいが、需要の確保が先決」。ある森林組合も「製造から消費までの流れがあらかじめ計画できないと、工場だけ造ってもうまくいかない」と話す。一方で「もし実用化されれば、生み出す メリットは多い」と期待もしている。  木質ペレット先進地の一つ、岩手県では4工場が軌道に乗り、別に1工場が稼働を検討している。工場の初期投資に国の補助を使ったのが役立った。需要を促進しながら、供給体制を拡充したため、経営面の不安も少 ないという。ハウス加温用ボイラーはまだ検討段階だが、暖房用ボイラーを老人ホームや保育所、学校に設置しているほか、木質ペレットストーブは公共施設や一般家庭に普及し、約1000基もあるという。  木質バイオマスは、環境への負荷の少ないエネルギーとして、北欧を中心に普及が進んでいる。今後日本でも広く普及し、石油に代わる燃料になるかもしれない。石油の価格高騰は、将来を見据えた施策を考える好 機ではないか。  行政が中心となり、先進地に学びながら、豊富にある県内の木材資源を有効活用できる仕組みづくりを考えてほしい。  田辺市の真砂充敏市長は、本紙の新年インタビューで「第1次産業に立脚した企業の誘致も進めていかなければならない。例えば、豊富な森林を生かして、バイオマスに関連する企業や研究所の立地ができないか」 と述べている。紀南が県内に先駆けて仕組みを構築する環境は整っている。(
木の情報発信基地では、TOPページを平日毎日更新しておりますが、その更新の中に、報道各社のホームページに 掲載されているニュースを毎朝調べ、昨日掲載された情報を集め、リンク形式の1行にその見出しを掲載しています。 2010年現在で毎日平均15本の広い意味での木に関する情報が掲載されています。毎日更新ですから、次の日には消えて しまいます。これではいかにももったいないので、アーカイプとして分野別に分けて保存しております。このwebページは 「木材、木工、木製品」に関するものを集めています。2006年から開始しましたが、年に2度程度の更新で情報追加いたします。 情報収集の方法はグーグルニュースの検索で調べるというシンプルなものです。
このページのテーマは「webニュース木材編」で、HOMEページは木の情報発信基地です。カデゴリTOPページは2006年 2007年 2008年 2009年 2010年です。
中川木材産業のビジネスPRその23   「diyで作るキットデッキ コンセ(3)の実例」商品ページはコチラです。 画像クリックでそれぞれ体験談に。(公開2018.8.1 更新2019年11月12日 )
kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce kitDeck-conce

▲目次に戻る

創業1911年 
会社概要  
587-0042 大阪府堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501 FAX:072-362-3341
お問い合わせ  著作権・サイト関係  サイトマップ  迷子になった場合  V9.0
©1996-2024 NAKAGAWA WOOD INDUSTRY Co., Ltd All Rights Reserved.