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ID : 5971
公開日 : 2008年 1月10日
タイトル
“間伐材割り箸”?それとも“マイ箸”?
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新聞名
早稲田ウィークリー
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元URL.
http://www.waseda.jp/student/weekly/contents/2007b/146g.html
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元urltop:
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写真:
 
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一般的に、割り箸の利用は、環境破壊につながると考えられることが多く、箸を持参した顧客に、ポイント割引を提供するなど、マイ箸運動が盛んな地域・商店街もある。そんな中で、「早稲田祭2007」では、森 林保全の目的で「エコ容器・間伐材割り箸」を一括購入し、活用していた。この「間伐材割り箸」の利用について紹介したい。
 森林保全のためには、間伐などの手入れ作業が必須だ。その際に大量に廃棄される間伐材の有効活用として考案されたのが「間伐材割り箸」だ。
 近年、割り箸も価格の安い中国製を中心に、ほとんどが外国で生産されている。これらの外国製の割り箸は、森林全体の伐採であったり、樹木が再植林されないケースも多く、環境破壊につながると批判されている。ま た、安価な外国製の木材の輸入におされ、日本国内の木材の生産量は大幅に減ってきている。コストのかかる間伐の作業が林業経営者にとって採算があわなくなり、日本国内の森が荒れ始めている、という現実がある。
このため、間伐材割り箸を積極利用しようという動きが出てきたのだ。
 例えば、年間約100万膳を利用する早稲田大学生協食堂は、1998年から各学生食堂などで、間伐材割り箸を利用し始めている。間伐材割り箸の使用を検討したときに、ポリカーボネート製箸の環境ホルモンの影響が 危惧されたこともあり、環境にやさしい間伐材を利用した国産割り箸の使用を始めたのだ。学生サークル・環境ロドリゲスでは、日本や海外の森林破壊を防ぐ目的で、広告を載せた「アドバシ」活動を行い、外国製の割り箸 との価格差を埋め、間伐材割り箸の利用を促進している。
 マイ箸使用者を中心に、割り箸の使い捨てに抵抗がある場合もある。しかし、環境問題は多様だ。マイ箸も水や洗剤を使って洗えば、環境負荷はあるのだ。リサイクルの可能性を考えれば、間伐材割り箸がより良いと いうことになる。間伐材割り箸でも、マイ箸でも構わない。毎日使う箸から環境問題を自分の日常生活の問題としてとらえることこそが、最も重要なことなのだ。 ■参考文献:『割り箸が地域と地球を救う』(創森社) 特定非営利活動法人 JUON(樹恩)NETWORK 【URL】http://juon.univcoop.or.jp/ ■環境ロドリゲス 【URL】http://rodo.jp/
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