ID : 5935
公開日 : 2008年 1月 8日
タイトル
北山杉丸太に染色の技術開発 和風建築以外に用途も
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008010700144&genre=B1&area=K1A
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元urltop:
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写真:
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高級建材として知られる北山杉の丸太に染色する技術を材木卸会社「山商」(京都市北区)と京都工芸繊維大が開発した。北山杉特有の光沢や風合いを損なうことなく染めることができ、和風建築以外での新し
い用途が期待されている。
北山杉の丸太は表面が滑らかで、油も出る。既存の染料で染めるには高温高圧にする大規模な設備が要り、また塗料を使うと光沢を損なうため、着色は難しいとされていた。
山商は京都工繊大の安永秀計准教授(染毛科学)と2005年2月から共同で研究を始め、既存の染料を改良することで課題を克服することができたという。開発した染料は特別な設備による加熱や加圧が不要で、表面
に吹き付けたり漬けたりして染める。表面に絵を描くことや和紙に染みこませて移す手法で丸太の表面にぼかし模様も表現できるという。
同社は今春の製品化を目指している。岡本満社長は「北山杉の丸太の生産額はピーク時の46億円から2億円まで落ち込んでいる。これまでは和室の床の間などしか使えなかったが、染色することで洋風建築物にも使
用でき、販路を拡大できる」と話している。
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