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ID : 5933
公開日 : 2008年 1月 7日
タイトル
熱帯雨林を再生
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20080106-OYT8T00721.htm
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元urltop:
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写真:
 
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京都大生存圏研究所(宇治市)は、マレーシアを拠点とする植林会社と共同研究の覚書を締結し、木材伐採で荒廃地が広がる熱帯雨林の再生に乗り出した。マレーシア・サバ州の植林地を対象に、成長が早い新 種のアカシアの植林の研究を進め、森林再生と二酸化炭素吸収による地球環境保全を目指す。
 研究対象となるサバ州の植林地は1500~5000ヘクタール。この地域の樹木の遺伝子を分析し、植林に適した新品種の開発や生態系への影響、二酸化炭素の吸収量などの研究に取り組む。
 植林会社は、サバ州、越井木材工業(大阪市)、朝日ウッドテック(同市)の3者でつくる合弁会社「KMハイブリッド植林」。3000ヘクタールに330万本を植樹する計画で、すでに、100万本を植えている。
 同州では、2000年から、2種類のアカシアが自然交雑した新品種「アカシア・ハイブリッド」を植林。この品種は成長が早く15~20年で伐採できる上、強度が強いため、建材や家具などの用材に適しているという。
 マレーシアなど東南アジアでは、日本などへ輸出される樹木が次々と伐採され、森林の荒廃が進んでいる。大部分は植樹されず、手つかずのままにされている。
 共同研究では、今後、15~20年ごとに伐採と植林を行い、持続的な森林経営を目指すとともに、「アカシア・ハイブリッド」以外の新品種の開発にも力を入れる。川井秀一・同研究所長は「長期間にわたる研究になるが 、木材の資源確保のほかに、地球温暖化対策にも貢献できる」と話している。
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