ID : 3363
公開日 : 2007年 4月 2日
タイトル
スピーカー手作り教室、大盛“響”
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新聞名
Itmedia
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元URL.
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/02/news091.html
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元urltop:
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写真:
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ウッドコーンスピーカーの手作り教室をビクターが開催。オーディオマニアや親子連れで大盛況だった。
2007年04月02日 20時12分 更新
中高年を中心にオーディオブームがわき起こっている。メーカー各社は100万円超の高級製品を投入するなど、熱気ムンムン。そんな中、大手メーカーの日本ビクターが自分の手でスピーカーを作るユニークな教室
を開くというので、記者も参加。都内の会場は、オーディオマニアや親子連れで大盛況だった。
手作りの良さ
日本ビクターが開催したスピーカー組み立て教室。オーディオファンに交じって親子の参加者も 「自分だけのウッドコーンスピーカーを作ろう! SX-WD5KT組み立て教室」と銘打った日本ビクターのイベントは3月24
、25の両日に開かれ、2日間で計20人が参加した。参加者は20代から60代までと幅広く、オーディオ機器を自分で作ったことがある経験者も半数ほどいた。
「組み立て教室は今回が初めて。2本分のスピーカーキット代を含めた参加費は5万8800円で、どのくらい参加者が集まるか正直不安でしたが、定員を上回る申し込みがありました」(日本ビクター広報担当者)
オーディオブームを実感するような盛況ぶり。会場には親子連れの姿もあり、ちょっと声をかけてみた。
「事前に組み立て手順のビデオ映像を見たときには簡単そうでしたが、意外に難しいですね」と話すのは東京都大田区の会社員、石塚健作さん(33)。真剣な表情で工具を扱うお父さんの横で息子の大輝くん(3)が「お
父さん、本当に鳴るかなー」と不安げだった。
会場では、同社の販売促進担当者や技術担当者がインストラクターとして分かりやすく指導。参加者はコンデンサーなどのパーツ一つひとつを組み付けていく。ハンダ付け1つをとってもコツがあり、意外とてこずって
しまった。
「スピーカーは、中に入れる吸音材の量やハンダ付けの仕方によって音が変わります。でも、自分で作ると中がどういう仕組みなのかが分かるので、あとで部品を替えるなどして楽しみが広がってきます」と、同社商品
営業部の高田幸一さんは手作りの良さをアピールしていた。
音に微妙な差
教室で作ったスピーカーは、同社が今年2月に発売した「SX-WD5KT」(希望小売価格1本2万9400円)。手作りキットになっているこのスピーカーは、ウッドコーンといって音が出る振動板が木でできているのが特徴。
キットは月間販売台数が1000台を超える人気商品になっている。
「木の楽器が美しい音色を出すように、木は音響特性が優れているので振動板としては優れた素材。ただ、割れるなどして加工が難しかった。それを日本酒に含まれる成分を活用して解決した」と先の高田さん。
半日がかりでなんとか2台のスピーカーを作り上げ、最後に参加者全員で音を聞き比べてみた。次々にスピーカーから音楽が流れるが、どれも甲乙つけ難い。ただボーカルが引き立つとか、低音が強調されているとい
った微妙な「性格」の違いは感じられる。
先の石塚さん親子の作品も柔らかい見事な音を響かせていた。ちなみに記者が作ったものもきちんと音が出た。
大盛況のスピーカー手作り教室。同社では今後も開催していく方向で検討しているという。
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