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万葉集の樹木
読み 万葉よみ:楓(かつら) 
現代よみ:桂(かつら)
ふりがな むかつをの わかかつらの きしづえとり
 はなまつつまに なげきつるかも 
読人しらず
意味 向こう側の丘にある若い桂の木の下枝を取り払って、花の咲くのを待つ間にも、ついため息がもれてしまう
  万葉集には2首のかつらの歌が詠まれている
樹木解説 カツラはほぼ日本固有の樹種であり、その新緑の葉の美しさから公園や並木でもよく見られる。 水分の多い肥沃な土地を好むので、渓流沿い等によく生える。桂は心臓形の美しい葉をつける。
賀茂(かも)の祭りに用いたことから賀茂桂の別名もある。
楓は本来、マンサク科の楓(ふう)を、桂は肉桂(につけい)を指す文字。
関連 世界の木材 0016.カツラ
木偏百樹 16.かつら
出展 巻7-1359
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