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団栗の背競べ
どんぐりの せいくらべ
どれもこれも平凡で変わりばえしないこと、特にぬきんでたものがないことのたとえ。同じような立場や能力の人々が互いに競争しようとすることを揶揄する表現です。特に、能力や地位が似ているが、それぞれが自分の立場や地位を守りたいと思っている場合に使われます。
類語として、一寸法師の背競べ。低き人の丈較べは低きを勝とす。蟻のたけ。
利用例
・今大会の出場選手は、団栗の背競べで、優勝候補と呼ばれる選手はいませんでした。
・彼らが団栗の背競べをしても仕方がない。彼らの間には明確な勝者はいない。
(There's no point in them engaging in a "団栗の背競べ". There is no clear winner between them.)