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雨栗日柿
あまぐり ひがき
雨に恵まれた年は栗の出来がよく、また日照りの多い年は柿がよく実るという現象をいう。
類語として日柿雨栗。
最近では、雨が降っている時に栗がなるような珍しいこと、または日照りの日に柿がなるような不可能なことを指し、非常に稀な出来事や困難な状況のことを表現する意味で使われることがあるが、ただしくない。
誤った例文:
「彼の成功は雨栗日柿のようで、まさかこんなに早く実現するとは誰も思っていなかった。」
「あの二人が仲直りするなんて、まるで雨栗日柿のような奇跡だ。」
「経済の好転は雨栗日柿のようで、予測不可能な状況が続いている。」