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小説と木
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  7. ナラ 1箇所
  8. マホガニー 1箇所

城山三郎の小説「役員室午後三時」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1971年、文庫本におけるページ数は335ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
5 樹齢 樹齢 樹齢八〇年の銀杏の並木が続いている。
5 イチョウ 銀杏の並木 樹齢八〇年の銀杏の並木が続いている。
5 銀杏の並木 銀杏の並木 樹齢八十年の銀杏の並木が続いている。
5 木蔭 木蔭というより 木蔭というより、緑の水路の感じがあった。
5 木にも 「八十年も経つと、木にも風格が出てくるね」
7 銀杏 銀杏を 何人もの手が銀杏を注ぎ込み、
7 銀杏 銀杏を拾い集める 藤堂がしたいのは銀杏を拾い集めるという作業であり、銀杏そのものが欲しいのではなかった。
7 銀杏 銀杏そのもの 藤堂がしたいのは銀杏を拾い集めるという作業であり、銀杏そのものが欲しいのではなかった。
8 イチョウ 銀杏 銀杏は、仕事への往復がたのしい道になるようにと、
9 イチョウ 銀杏並木 ただ、この銀杏並木つきの工場も、
9 並木 並木 ただ、この銀杏並木つきの工場も、
9 イチョウ 銀杏の並木道 いざ銀杏の並木道を走ってみると、
9 並木道 銀杏の並木道 いざ銀杏の並木道を走ってみると、
11 並木道 並木道ごと ベンツは、並木道ごと工場の門にのみこまれて行った。
12 イチョウ 銀杏並木 銀杏並木は、構内へ入っても、なお続いていた。
14 木漏れ日 木漏れ日 夏の木漏れ日に照らされた本館の煉瓦壁の色の鮮やかさが、
12 並木 銀杏並木 銀杏並木は、構内へ入っても、なお続いていた。
17 イチョウ 銀杏並木 銀杏並木からはじまり、工場全体に思い出がこもっている。
17 並木 銀杏並木 銀杏並木からはじまり、工場全体に思い出がこもっている。
47 森が黒々と 右手に皇居の森が黒々と寝静まっている。
78 木目 木目細かく それも、相手によって木目細かくつかい分けた。
81 スギ 杉並木 杉並木の深いその寺に、
81 並木 杉並木 杉並木の深いその寺に、
88 茶畠 茶畠 茶畠のひろがる先に、茄子紺色をした富士がそびえていた。
92 茶畠 茶畠が尽き 茶畠が尽き、広々とした田園風景がひらけていた。
106 縁側 縁側 船頭は船主の家では縁側にも腰掛けられぬとされた時代であった。
107 サクラー 老桜の並木 老桜の並木が続いている。
107 並木 老桜の並木 老桜の並木が続いている。
107 花見 花見で 町ぐるみの花見でにぎわうところである。
108 サクラ 桜が満開 桜が満開のときであった。
108 木造の 木造の 矢吹が住みこんでいた木造の寮の建物は、
108 サクラ 桜並木 そのまわりの桜並木も、
108 並木 桜並木 そのまわりの桜並木も、
134 木の香 木の香 木の香のにおう湯船に身を横たえると、
145 ウェルナット ウェルナットの椅子 大牟田は、ウェルナットの椅子に深々と腰を下ろし、
160 平板 平板で味気ない もっと平板で味気ない人生を送ったのかも知れない。
188 スギ 杉林 緑色の筆の穂先を並べたような杉林を眺めながら、
195 スギ 杉の梢 おびえたようにゆれるすぐ近くの杉の梢だけである。
195 杉の梢 おびえたようにゆれるすぐ近くの杉の梢だけである。
204 スギ 杉の梢も の杉の梢も、薄墨色の影でしかなくなっている。
204 杉の梢も の杉の梢も、薄墨色の影でしかなくなっている。
206 松林 松林の一劃 松林の一劃(かく)に白黒茶色とりどりの壜を積み上げた山ができ、
234 庭木 庭木や 晴れれば、庭木やささやかな畠の手入れ。
239 林のかげ 黄ばんだ林のかげの山道を抜け、
239 下駄 下駄 下駄をつっかけ、腰に手を当て、
241 藤色 藤色の闇 夏をのぞけば藤色の闇が下り、
242 落葉 落葉の散乱 落葉の散乱したまわりを見渡した。
242 サクラ 桜のかげのベンチを指し、
242 イチョウ 銀杏の葉 ベンチから銀杏の葉をはらい落した。
242 銀杏の葉 ベンチから銀杏の葉をはらい落した。
245 落葉 落葉を鳴らして 落葉を鳴らして近づいてくる音がした。
246 イチョウ 銀杏の落葉 その羽ばたきに、銀杏の落葉がおどった。
246 落葉 銀杏の落葉 その羽ばたきに、銀杏の落葉がおどった。
266 ウォルナット ウォルナットの椅子 ウォルナットの椅子に戻った。
312 ウォルナット ウォナットの椅子 藤堂はウォナットの椅子に腰を下ろした。
312 ナラ 楢や櫟の 楢や櫟の若葉が緑に光り、雨に洗われたつつじの朱や紅が美しい。
312 クヌギ 楢や櫟の 楢や櫟の若葉が緑に光り、雨に洗われたつつじの朱や紅が美しい。
312 若葉 若葉 楢や櫟の若葉が緑に光り、雨に洗われたつつじの朱や紅が美しい。
312 ツツジ つつじの朱や紅 楢や櫟の若葉が緑に光り、雨に洗われたつつじの朱や紅が美しい。
316 縁側 その縁側 茅場はその縁側で鯉に餌をやりながら、
324 ウルナット ウルナットの椅子 壁のペストリイ、ウルナットの椅子・・・。
334 マホガニー マホガニーの机 マホガニーの机、ウォルナットの椅子、
334 ウルナット ウォルナットの椅 マホガニーの机、ウォルナットの椅子、
335 棒をのんだ 藤堂は、棒をのんだようになった。
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