藤沢周平の小説「紅の記憶」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は1974年、文庫本におけるページ数は45ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
246 |
ウメ |
梅 |
軒近くまで伸びた梅の若葉が |
249 |
樹木 |
樹木 |
樹木に包まれた |
252 |
カエデ |
楓 |
左右から楓の嫩葉が頭上にさしかけ |
253 |
枝 |
枝 |
枝葉の大ぶりな庭樹の間に |
254 |
灌木 |
灌木 |
灌木が密生している |
254 |
ツバキ |
椿 |
つつじや椿の花を混えて |
254 |
マツ |
松 |
頂きの落葉松の樹木のあたりに消えている |
254 |
ツツジ |
つつじ |
つつじや椿の花を混えて |
255 |
カラマツ |
落葉松 |
頂きの落葉松の樹木のあたりに消えている |
256 |
マツ |
松 |
加津は落葉松の樹林の中で待っていた |
256 |
マツ |
松 |
加津は落葉松の樹林の中で待っていた |
256 |
樹林 |
樹林 |
樹林の直立して |
256 |
幹 |
幹 |
折重なる幹が美しかった |
256 |
葉 |
葉 |
葉はまだ浅黄色に |
256 |
葉 |
葉 |
葉の間から四月の |
256 |
幹 |
幹 |
直立する幹の肌を染め分けていた |
256 |
マツ |
松 |
三方を落葉松林に囲まれ |
261 |
アズサ |
あずさ |
御執らしの梓の弓の |
261 |
アズサ |
あずさ |
御執らしの梓の弓の |
263 |
ヤナギ |
柳 |
大手門前広場一本柳のそばで |
267 |
ヤナギ |
柳 |
南際に立つ柳の巨樹の下にあり |
268 |
ヤナギ |
柳 |
柳の下に横たわっているのが |
274 |
ウメ |
梅 |
塀の中から楓や梅の若葉が道の上に |
274 |
木 |
大木 |
鬱蒼と繁る欅の大木があって |
274 |
若葉 |
若葉 |
欅の若葉は |
274 |
ケヤキ |
欅 |
欅の幹に凭れて立つと |
274 |
ケヤキ |
欅 |
ゆっくり欅から背を離すと |
277 |
樹木 |
樹木 |
遙かな野末に黒い樹木の塊と |
277 |
雑木 |
雑木 |
痩せた雑木を載せて |
278 |
雑木 |
雑木 |
雑木の幹を照らしている |
289 |
アズサ |
あずさ |
御執らしの梓の弓の |
闇の穴、
闇の梯子、
偉丈夫、
岡安家の犬、
狂気、
紅の記憶、
荒れ野、
漆黒の霧の中で、
小川の辺、
静かな木、
相模守は無害、
入墨、
父と呼べ、
閉ざされた口、
木綿触れ、
夜が軋む、