藤沢周平の小説「小川の辺」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は2011年、文庫本におけるページ数は34ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
46 |
コクタン |
黒檀 |
立派な黒檀の机が置かれ |
54 |
木刀 |
木刀 |
朔之助が木刀を握れるようになると |
56 |
並木 |
並木 |
堤防にある桜並木でしきりに |
56 |
花見 |
花見 |
花見客がにぎわったばかりである |
56 |
サクラ |
桜 |
だが桜が散ったあと |
58 |
クワ |
桑畑 |
左右に田と桑畑が続く |
59 |
木々 |
木々 |
木々は芽吹いて日に光っている |
62 |
若葉 |
若葉 |
若葉をつけはじめている |
62 |
林 |
林 |
林の中には日が射しこみ |
62 |
樹 |
樹 |
樹々が綿を吹いているように |
66 |
クワ |
桑 |
川岸の桑の木の中では |
70 |
ヤナギ |
柳 |
かなり大きい柳の木が二、三本 |
70 |
若葉 |
若葉 |
若葉が一斉に日に |
70 |
ヤナギ |
柳 |
柳の木のそばにあった |
70 |
丸太 |
丸太 |
渡された丸太二本の |
71 |
丸太 |
丸太 |
丸太橋を渡り |
72 |
ヤナギ |
柳 |
時折柳の木が髪を |
72 |
枝 |
枝 |
ふり乱すように枝を打ちふり |
72 |
葉 |
葉 |
新葉が日に光るだけである |
72 |
雑木林 |
雑木林 |
ところどころに雑木林が畑地の |
73 |
板ノ間 |
板の間 |
板の間に蓆を敷き |
73 |
木刀 |
木刀 |
木刀を捨てて組みつき |
73 |
雑木林 |
雑木林 |
雑木林は、目がさめるような |
73 |
若葉 |
若葉 |
若葉に彩られていた |
闇の穴、
闇の梯子、
偉丈夫、
岡安家の犬、
狂気、
紅の記憶、
荒れ野、
漆黒の霧の中で、
小川の辺、
静かな木、
相模守は無害、
入墨、
父と呼べ、
閉ざされた口、
木綿触れ、
夜が軋む、