北杜夫の小説「楡家の人びと」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は1971年、文庫本におけるページ数は485ページ
書籍名 |
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
楡家の人びと(上) |
18 |
植木 |
植木 |
植木を移すのを手伝ったりして |
楡家の人びと(上) |
26 |
木 |
木 |
厚い木の看板がかかっていた |
楡家の人びと(上) |
42 |
木場 |
木場 |
深川の木場に材木を買出しに出かけた |
楡家の人びと(上) |
42 |
棟梁大工 |
棟梁大工 |
出入りの棟梁大工たちを |
楡家の人びと(上) |
43 |
木材 |
木材 |
芯は正真正銘の木材にすぎなかった |
楡家の人びと(上) |
43 |
木材 |
木材 |
木材の上に薄く人造石が貼りつけてある |
楡家の人びと(上) |
44 |
マツ |
松の枝 |
松の枝に雀たちの群れが集まって |
楡家の人びと(上) |
49 |
樹氷 |
樹氷 |
樹氷で名高い東北蔵王山の麓を |
楡家の人びと(上) |
50 |
ニレ |
楡 |
楡というのは彼が独創的にこしらえてしまった姓なのだ |
楡家の人びと(上) |
142 |
木 |
木 |
いやというほどきつく木にしばりつけた |
楡家の人びと(上) |
142 |
グミ |
ぐみの樹 |
ぐみの樹に実がなれば口を真っ赤にしてほおばった |
楡家の人びと(上) |
143 |
ウメ |
のし梅 |
のし梅しか持ってこなかった |
楡家の人びと(上) |
143 |
ウメ |
梅 |
のし梅の顔を見るのも厭なくらいだった |
楡家の人びと(上) |
143 |
ウメ |
梅 |
のし梅はいつも楡病院にあふれ |
楡家の人びと(上) |
146 |
ダイダイ |
ダイダイ |
橙色の水をすすった |
楡家の人びと(上) |
156 |
朴歯 |
朴歯 |
その朴歯の鼻緒に怖れを抱いていた |
楡家の人びと(上) |
165 |
木造 |
木造 |
朽ちかけた木造の青山館というのがあった |
楡家の人びと(上) |
165 |
木 |
木 |
平土間の木の椅子も |
楡家の人びと(上) |
181 |
木 |
木 |
木の台が浮かされている |
楡家の人びと(上) |
184 |
樹 |
樹々 |
樹々には、油蝉がすでに |
楡家の人びと(上) |
186 |
マツ |
松 |
原っぱのはずれに大おきな松の木があるが |
楡家の人びと(上) |
186 |
マツ |
松 |
松の木の下に立っている |
楡家の人びと(上) |
196 |
イチョウ |
銀杏 |
屹立する銀杏の大木は |
楡家の人びと(上) |
204 |
花穂 |
花穂 |
ねこ柳の花穂(かすい)がふくらんでいる |
楡家の人びと(上) |
204 |
ネコヤナギ |
柳 |
ねこ柳の花穂がふくらんでいる |
楡家の人びと(上) |
208 |
樹木 |
樹木 |
知らぬ樹木の茂った |
楡家の人びと(上) |
211 |
カシワ |
柏 |
香柏樹の並木の立つ街路を |
楡家の人びと(上) |
227 |
スギ |
杉 |
杉の巨木の黒いかげに |
楡家の人びと(上) |
227 |
スギ |
杉 |
杉の梢をゆるがせて |
楡家の人びと(上) |
227 |
スギ |
杉林 |
年を経た杉林がつづき |
楡家の人びと(上) |
236 |
枕木 |
枕木 |
枕木を越してゆく |
楡家の人びと(上) |
237 |
木 |
木 |
木の部分がざくろのように割れている。 |
楡家の人びと(上) |
242 |
木材 |
木材 |
木材を忍ばせていること |
楡家の人びと(上) |
246 |
厚生林 |
厚生林 |
厚生林が盛りあがりからみあっている |
楡家の人びと(上) |
246 |
ヤシ |
椰子 |
椰子の樹が立ち並んでいる |
楡家の人びと(上) |
246 |
ヤシ |
椰子 |
椰子の林であった |
楡家の人びと(上) |
246 |
樹木 |
樹木 |
島の樹木は |
楡家の人びと(上) |
251 |
樹 |
街路樹 |
街路樹の葉が黄ばんで落ち |
楡家の人びと(上) |
257 |
木材 |
木材 |
木材の部分を覗かせてしまった |
楡家の人びと(上) |
263 |
木造 |
木造 |
木造ではあるが |
楡家の人びと(上) |
294 |
サクラ |
桜 |
桜もとうに終わり |
楡家の人びと(上) |
300 |
クヌギ |
櫟 |
櫟か楢の林がずっと向こうに |
楡家の人びと(上) |
302 |
クヌギ |
櫟 |
櫟林の一番はずれの樹 |
楡家の人びと(上) |
303 |
クヌギ |
櫟 |
櫟の木に辿り着き |
楡家の人びと(上) |
303 |
クヌギ |
櫟 |
一本の櫟の木にむかって |
楡家の人びと(上) |
306 |
木製 |
木製 |
小柄な木製の |
楡家の人びと(上) |
306 |
木 |
木 |
木からできた |
楡家の人びと(上) |
307 |
林立 |
林立 |
林立させて |
楡家の人びと(上) |
307 |
樹木 |
樹木 |
樹木におおわれた母屋は |
楡家の人びと(上) |
307 |
木造 |
木造建築 |
木造建築がそこにあった |
楡家の人びと(上) |
308 |
木切レ |
木切れ |
木切れを持ち |
楡家の人びと(上) |
308 |
木切レ |
木切れ |
木切れを口にくわえていた |
楡家の人びと(上) |
318 |
樹木 |
樹木 |
墓地をおおう樹木にさえぎられたが |
楡家の人びと(上) |
332 |
イチョウ |
銀杏 |
大銀杏に結い |
楡家の人びと(上) |
334 |
柱 |
柱 |
柱に掛けられた |
楡家の人びと(上) |
339 |
木造 |
木造 |
木造としては |
楡家の人びと(上) |
355 |
バラ |
薔薇 |
薔薇油を塗りつける |
楡家の人びと(上) |
372 |
木 |
大木 |
蝉が大木にとまるような |
楡家の人びと(上) |
414 |
木 |
木 |
この木はいい |
楡家の人びと(上) |
415 |
木 |
木 |
木の香の匂い |
楡家の人びと(上) |
432 |
木 |
木煉瓦 |
木煉瓦を敷いた |
楡家の人びと(上) |
434 |
樹 |
老樹 |
松の老樹のように |
楡家の人びと(上) |
434 |
木 |
木 |
木の香りも |
楡家の人びと(上) |
434 |
マツ |
松の老樹 |
松の老樹のように |
楡家の人びと(上) |
437 |
クヌギ |
櫟 |
櫟林であるようだった |
楡家の人びと(上) |
439 |
ナシ |
梨 |
梨園となっていた |
楡家の人びと(上) |
439 |
クヌギ |
櫟 |
櫟林はほとんどけずられて |
楡家の人びと(上) |
461 |
ニレ |
楡 |
この楡という姓の家は、どうやら間違ってはいってきてしまった場所のように思われてならなかった |
楡家の人びと(下) |
5 |
木切レ |
木切れ |
一片の木切れが |
楡家の人びと(下) |
9 |
常緑樹 |
常緑樹 |
常緑樹の生垣 |
楡家の人びと(下) |
9 |
クス |
楠 |
楠の木があるでしょ |
楡家の人びと(下) |
9 |
木 |
木立 |
木立の群れ |
楡家の人びと(下) |
16 |
木 |
木 |
恐木病なんて |
楡家の人びと(下) |
16 |
木 |
木 |
木をこわがるのよ |
楡家の人びと(下) |
16 |
木 |
木 |
木の柱なんかあったら |
楡家の人びと(下) |
19 |
ツツジ |
つつじ |
つつじの盆栽がおいてあったからである |
楡家の人びと(下) |
19 |
サツキ |
さつき |
さつきは油粕に弱いのだ |
楡家の人びと(下) |
29 |
クワ |
桑 |
桑の葉の間から望まれる |
楡家の人びと(下) |
29 |
クワ |
桑 |
桑畠の間にもぐりこんだ |
楡家の人びと(下) |
29 |
クワ |
桑 |
桑畠に身をひそめた |
楡家の人びと(下) |
30 |
クワ |
桑 |
桑畠の間にひそんでいる |
楡家の人びと(下) |
35 |
スギ |
杉林 |
杉林からひびいてきた |
楡家の人びと(下) |
36 |
スギ |
杉林 |
遥か遠方の杉林で |
楡家の人びと(下) |
37 |
樹 |
樹 |
樹の肌に苔がびっしりと生えている |
楡家の人びと(下) |
39 |
潅木 |
潅木 |
樹木が、潅木が、ついには草までが |
楡家の人びと(下) |
39 |
木 |
木 |
板戸も木の細長い腰掛けも |
楡家の人びと(下) |
39 |
樹木 |
樹木 |
樹木が、潅木が、ついには草までが |
楡家の人びと(下) |
39 |
板戸 |
板戸 |
板戸も木の細長い腰掛けも |
楡家の人びと(下) |
40 |
植木 |
植木 |
庭の植木の |
楡家の人びと(下) |
40 |
樹 |
樹 |
樹かげの石に腰を下ろして |
楡家の人びと(下) |
40 |
森 |
森 |
森かげに隠れた |
楡家の人びと(下) |
43 |
スギ |
杉 |
杉木立の梢が |
楡家の人びと(下) |
45 |
潅木 |
潅木 |
潅木へでも燃え移ったらしい |
楡家の人びと(下) |
62 |
マツ |
松の枝 |
松の枝にぶらさがって |
楡家の人びと(下) |
62 |
マツ |
松 |
松の木があるでしょう |
楡家の人びと(下) |
65 |
木炭 |
木炭 |
木炭自動車の姿もなく |
楡家の人びと(下) |
68 |
ニレ |
楡 |
ただ、楡、このあまり世間にない姓と関係した |
楡家の人びと(下) |
76 |
マツ |
松 |
松の・・・松の風鳴る |
楡家の人びと(下) |
76 |
緑 |
緑 |
「緑したたる」 |
楡家の人びと(下) |
83 |
マツ |
松 |
松の風鳴るといったって |
楡家の人びと(下) |
83 |
マツ |
松 |
松なんぞないぜ |
楡家の人びと(下) |
83 |
クヌギ |
櫟 |
櫟林ならあるけんどな |
楡家の人びと(下) |
95 |
新緑 |
緑 |
木立にも新緑が鮮やかになってきた |
楡家の人びと(下) |
95 |
若葉 |
若葉 |
若葉のいろが目に沁みる |
楡家の人びと(下) |
95 |
木立 |
木立 |
木立にも新緑が鮮やかになってきた |
楡家の人びと(下) |
97 |
木炭 |
木炭 |
木炭自動車が走っていた |
楡家の人びと(下) |
105 |
伐採地 |
伐採地 |
木株に白い木屑のこぼれている伐採地を辿り |
楡家の人びと(下) |
105 |
木屑 |
木屑 |
木株に白い木屑のこぼれている伐採地を辿り |
楡家の人びと(下) |
105 |
小径 |
小径 |
山腹の小径をどこまでもたどっていった |
楡家の人びと(下) |
105 |
落葉 |
落葉 |
杉の落葉が |
楡家の人びと(下) |
105 |
木 |
木株 |
木株に白い木屑のこぼれている伐採地を辿り |
楡家の人びと(下) |
105 |
スギ |
杉 |
杉の落葉が |
楡家の人びと(下) |
105 |
腐植土 |
腐植土 |
腐植土がもろく足の下でくずれ |
楡家の人びと(下) |
105 |
山腹 |
山腹 |
山腹の小径をどこまでもたどっていった |
楡家の人びと(下) |
105 |
スギ |
杉林 |
杉林の中を辿り |
楡家の人びと(下) |
105 |
木 |
木漏れ日 |
木漏れ日の落ちてくる |
楡家の人びと(下) |
106 |
モモ |
桃 |
二つの桃を食べ終わって |
楡家の人びと(下) |
106 |
モモ |
桃 |
白桃を二つ |
楡家の人びと(下) |
106 |
モモ |
桃 |
水密桃を食べ終えたことに |
楡家の人びと(下) |
106 |
モモ |
桃 |
籠を背負って桃を売りにきた女から |
楡家の人びと(下) |
109 |
スギ |
杉 |
杉木立の黒いかげをとおして |
楡家の人びと(下) |
127 |
カエデ |
楓 |
風にそよぐうつくしきもの楓よ |
楡家の人びと(下) |
127 |
カエデ |
楓 |
神を思う清らけきもの楓よ |
楡家の人びと(下) |
135 |
材木 |
材木 |
材木町のほうへ |
楡家の人びと(下) |
137 |
木 |
木 |
木のブイが浮いており |
楡家の人びと(下) |
150 |
葉 |
葉 |
雑木の葉が枯れ黄ばみ |
楡家の人びと(下) |
150 |
雑木林 |
雑木林 |
雑木林をぼんやりと目で追っていると |
楡家の人びと(下) |
150 |
雑木 |
雑木 |
雑木の葉が枯れ黄ばみ |
楡家の人びと(下) |
151 |
マツ |
松 |
松の緑が柔らかい |
楡家の人びと(下) |
197 |
木 |
木 |
木の上に腰を下ろした |
楡家の人びと(下) |
197 |
イチジク |
イチジク |
「今年のイチジクの出来がわるいですなあ」 |
楡家の人びと(下) |
198 |
イチジク |
イチジク |
イチジクの葉の上に |
楡家の人びと(下) |
198 |
木 |
木立 |
あたりの木立からはなお |
楡家の人びと(下) |
208 |
材木 |
材木 |
「材木だ」と、一人が叫んだ |
楡家の人びと(下) |
208 |
材木 |
材木 |
こりゃ材木だ |
楡家の人びと(下) |
210 |
棟木 |
棟木 |
棟木につるされた裸電球が |
楡家の人びと(下) |
234 |
葉 |
葉 |
葉を落とした雑木林 |
楡家の人びと(下) |
234 |
雑木林 |
雑木 |
葉を落とした雑木林 |
楡家の人びと(下) |
252 |
マツ |
松 |
松も取るばかりになって |
楡家の人びと(下) |
261 |
薪 |
薪 |
薪を背負ってゆっくまりと歩く |
楡家の人びと(下) |
271 |
木 |
木の葉 |
木の葉を電燈の笠にした |
楡家の人びと(下) |
271 |
ヤシ |
椰子 |
椰子林が佇立していた |
楡家の人びと(下) |
272 |
ヤシ |
椰子 |
コンクリート床の上に椰子の葉の茣蓙を敷いて |
楡家の人びと(下) |
297 |
木 |
木 |
木の門柱に目ざす表札を |
楡家の人びと(下) |
305 |
ヤシ |
椰子 |
椰子一本あるわけでなく |
楡家の人びと(下) |
305 |
潅木 |
潅木 |
葉の丸く厚い潅木と |
楡家の人びと(下) |
313 |
スギ |
杉 |
杉木立の間を伝わってくる風は |
楡家の人びと(下) |
313 |
潅木 |
潅木 |
潅木とこまかい粒砂のうえに |
楡家の人びと(下) |
330 |
樹木 |
樹木 |
樹木の少ない |
楡家の人びと(下) |
330 |
潅木 |
潅木 |
潅木と雑草のちらほらする丘陵の上を |
楡家の人びと(下) |
330 |
木 |
木立 |
何本かかたまった木立に |
楡家の人びと(下) |
336 |
木製 |
木製 |
ところどころ木製であった |
楡家の人びと(下) |
336 |
木 |
木路 |
鉄路ではなく木路である |
楡家の人びと(下) |
349 |
木 |
木 |
青山も木が多いし |
楡家の人びと(下) |
349 |
鴨居 |
鴨居 |
古びた鴨居が |
楡家の人びと(下) |
353 |
森閑 |
森閑 |
森閑と暗い |
楡家の人びと(下) |
357 |
カラマツ |
落葉松 |
落葉松の梢ごしに |
楡家の人びと(下) |
360 |
ヒマラヤスギ |
ヒマラヤ杉 |
ヒマラヤ杉に囲まれた |
楡家の人びと(下) |
361 |
クワ |
桑畠 |
枝をくくられた桑畠があり |
楡家の人びと(下) |
361 |
樹木 |
樹木 |
樹木の密生した崖際を |
楡家の人びと(下) |
361 |
枝 |
枝 |
枝をくくられた桑畠があり |
楡家の人びと(下) |
364 |
ヒマラヤ杉 |
ヒマラヤ杉 |
ヒマラヤ杉にかこまれた |
楡家の人びと(下) |
369 |
樹木 |
樹木 |
墓地の樹木に |
楡家の人びと(下) |
391 |
焼木杭 |
焼木杭 |
黒い焼木杭になった薪が |
楡家の人びと(下) |
392 |
シタン |
紫檀 |
浜紫檀と呼ぶ幹の固い潅木と |
楡家の人びと(下) |
400 |
竿 |
竿 |
不細工な太い木の竿 |
楡家の人びと(下) |
421 |
イチョウ |
銀杏 |
銀杏の樹の梢ごしに |
楡家の人びと(下) |
422 |
林 |
林 |
林や水田が多い |
楡家の人びと(下) |
428 |
樹 |
樹 |
樹のかげに数えきれぬ遭難者がうずくまっていた。 |
楡家の人びと(下) |
431 |
焼木杭 |
焼木杭 |
焼木杭と変わりのないものも |
楡家の人びと(下) |
431 |
ケヤキ |
欅 |
欅の並木も消え |
楡家の人びと(下) |
432 |
イチョウ |
銀杏 |
大銀杏の根元だけが |
楡家の人びと(下) |
432 |
樹 |
樹々 |
樹々にしてもそうだった |
楡家の人びと(下) |
440 |
カエデ |
楓 |
風にそよぐうつくしきもの楓よ |
楡家の人びと(下) |
442 |
樹 |
樹 |
庭の樹に水をやっていた |
楡家の人びと(下) |
447 |
サクラ |
桜 |
桜桃のかげにきて |
楡家の人びと(下) |
447 |
モモ |
桃 |
桜桃のかげにきて |
楡家の人びと(下) |
451 |
カキ |
柿 |
柿の落葉が軒に当る |
楡家の人びと(下) |
452 |
カキ |
柿 |
柿の落葉の音を |
楡家の人びと(下) |
452 |
木々 |
木々 |
木々は美しく |
楡家の人びと(下) |
452 |
紅葉 |
紅葉 |
紅葉しているものもある。 |
楡家の人びと(下) |
452 |
常緑樹 |
常緑樹 |
常緑樹の濃い緑が |
楡家の人びと(下) |
453 |
紅葉 |
紅葉 |
赤く紅葉していた |
楡家の人びと(下) |
453 |
ウルシ |
漆 |
漆の木の前に立った |
楡家の人びと(下) |
453 |
ウルシ |
漆 |
一本の漆が |
楡家の人びと(下) |
453 |
芽 |
芽 |
小さな芽が枝の先端が |
楡家の人びと(下) |
454 |
木々 |
木々 |
木々の諸場だけが |
楡家の人びと(下) |
454 |
スギ |
杉 |
杉の木立 |
楡家の人びと(下) |
459 |
山林 |
山林 |
紅葉した山林 |
楡家の人びと(下) |
459 |
木々 |
木々 |
まだ木々の梢は |
楡家の人びと(下) |
459 |
諸葉 |
諸葉 |
諸葉を輝かしていたが |
楡家の人びと(下) |
459 |
紅葉 |
紅葉 |
紅葉した山林 |
楡家の人びと(下) |
460 |
葉 |
落葉 |
落葉が頬を刺す |
楡家の人びと(下) |
461 |
木 |
木立 |
木立の間を縫って |
楡家の人びと(下) |
461 |
木 |
木の葉 |
赤い木の葉が見える |
楡家の人びと(下) |
462 |
マツ |
松 |
松の根方に |
楡家の人びと(下) |
479 |
ミカン |
蜜柑 |
蜜柑箱の上に置かれてあった |
楡家の人びと(下) |
479 |
ミカン |
蜜柑 |
蜜柑の山を離れながら |
楡家の人びと(下) |
484 |
木匙 |
木匙 |
木匙で丹念にすりあわせ |
楡家の人びと(下) |
486 |
木匙 |
木匙 |
木匙を握って |
、