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宮尾登美子の小説「もう一つの出会い」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1982年、文庫本におけるページ数は263ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
98 枝葉末節 枝葉末節 この際全くの枝葉末節なのだと思う。
108 スギ 三本杉 高知市民が怖れて近寄らぬ三本杉という魔の場所が
108 スギ 小暗い杉林 昼でも小暗い杉林を抜けて往復し、
132 オリーブ オリーブ 瀬戸内海に浮かぶオリーブの島、
135 カキ 柿の木 柿の木の下にむしろを敷いて
135 スギ 杉の枝 笹一は杉の枝につけて連れてきた女郎ぐものドンブス、
138 樽職人 樽職人 小豆島坂手村の樽職人の五女として生まれました。
166 さくら 桜の名所 四国一の桜の名所ともいわれ、
166 植物 植物学者 ここには植物学者牧野富太郎や、
167 庫裏 庫裏 本堂庫裏を含めた寺域一帯、
168 さつき 花ひらくさつき 時節には赤いじゅたんのようにいっせいに花ひらくさつきの中庭や、
168 さつき さつき さつきが満開です
168 しゃくなげ しゃくなげ しゃくなげが咲きましたよ
168 しゃくなげ しゃくなげ こんな平地ら珍しく大株のしゃくなげがあり、
174 生垣 生垣 廻りに生垣をめぐらした閑静なお宅で、
182 たんす たんす このたんすの一番下の引き出しには、
182 松風 松風 或いはのまた松風の滾る茶室に一点のしみもない
182 一棹 下着ばかり入れるものを一棹持って行ったもので、
184 うるし 本うるし いま木地のよい本うるしの椀を買おうとすると、
184 木地 木地 いま木地のよい本うるしの椀を買おうとすると、
184 雑煮椀 雑煮椀に託す想い
184 雑煮椀 正月用の雑煮椀を買い、
184 雑煮椀 雑煮椀の購入を機会に、
184 いま木地のよい本うるしの椀を買おうとすると、
184 屠蘇入れ、三重盃(みつがさね)、椀、とそけぞれ
184 雑煮椀 父が焼跡から掘り出した雑煮椀を見て私は涙が出そうだった。
184 黒うるしに金で群鶴(ぐんかく)を描いたその椀は、
186 うるし 黒うるし 外側は黒うるしで、模様は外側に朱うるしで梅菱を描いてあり、
186 梅菱 梅菱 外側は黒うるしで、模様は外側に朱うるしで梅菱を描いてあり、
186 この椀の残骸は私の目にいたく灼きついており、
186 この椀がもしそうだとすると
186 中の椀に汁、上の蓋に漬物のとり合わせで食事を
187 うるし うるし 保存がよいのかうるしが上質なのか、
187 木地 木地 線なりにちびて木地の見えているのが何やらひどく神々しい
187 塗椀 この塗椀を大事に扱い、
187 秀衝椀 編集者は秀衝椀の故事来歴をきくとなり、
199 うるし うるし 立派なうるしの大きな盆を出してある
199 マツ 松の盆栽 父の自慢の松の盆栽を飾ったり、
199 松竹梅 松竹梅 福寿草や松竹梅の鉢も置いたりしたが、
199 白木 白木 一段高いところに白木の三方と鏡餅の飾りを置き、
199 盆栽 松の盆栽 父の自慢の松の盆栽を飾ったり、
200 ウメ 表には梅や梅などのおめでたい模様を色刷りにしてある。
200 ウメ ピンクの梅 ピンクの梅の小枝を下敷きに、
200 マツ 表には梅や松などのおめでたい模様を色刷りにしてある。
200 小枝 梅の小枝 ピンクの梅の小枝を下敷きに、
203 ブンタン 文旦 削りぶしから始まって文旦、小夏などの果物、調味料の柚酢まで土佐直送のものばかり、
203 ユズ 柚酢 削りぶしから始まって文旦、小夏などの果物、調味料の柚酢まで土佐直送のものばかり、
203 小夏 小夏 削りぶしから始まって文旦、小夏などの果物、調味料の柚酢まで土佐直送のものばかり、
214 キャラ 伽羅の香 日夜稽古に励み、『伽羅の香』では香道具一式を買って
215 キャラ 伽羅の香 『伽羅の香』の取材にあたり、
216 建材 建材 のなかに法隆寺の古い建材がせ入っていたのも冥利に尽きる思いだった。
217 鴨居 鴨居 スピーカーを鴨居にあげ、
221 梅干 梅干し 梅干しひとつの日の丸弁当できつい勤労奉仕に耐えていた
224 泥つきの野菜を買ってきて桶の水を幾度も幾度もとりかえ、
231 一本の木 一本の木 ゆで上がると一本の木は満開の花ざかりのようになり、
240 クリ 丹波栗 上質の丹波の小豆あんで丹波栗を芯にくるみ、
240 クリ 新栗 新栗の何ともいえぬよい香り、
242 鋸屑 鋸屑 鋸屑をいっぱいまぶした氷塊を
242 鋸の柄 その鋸の柄でとんと氷塊を叩くと
243 ウメ 梅の花 魚や梅の花やひょうたんなどの木の型に割り箸の柄をさし、
243 かんな かんな なかにはまだ原始的なかんなを使っていた店もあった。
243 割り箸 割り箸 魚や梅の花やひょうたんなどの木の型に割り箸の柄をさし、
243 割箸 割箸 同じように割箸をさし、
243 割り箸
243 木の型 魚や梅の花やひょうたんなどの木の型に割り箸の柄をさし、
243 木枠 木枠 木枠で四つ足の馬を作り、
245 モモ およそ二ヶ月のあいだ桃ばかり食べてやせこけていた事もあった。
245 果物 果物王国 私は果物王国の土佐に生まれ育った
245 果物 果物 今でもやっぱり果物だけは土佐直送のもので
245 果物 果物 写真の果物を味わってみようという、
245 果物 高級果物店 高級果物店にきれいに包装されて
245 果物 果物 果物はまずみずみずしさ、
246 ナシ 新高梨 食卓を賑わしているのは「新高梨という、」
246 ナシ 前秋梨 この梨は以前秋梨といい、その後、新潟の今村梨との交配が成功して
246 ナシ 今村梨 この梨は以前前秋梨といい、その後、新潟の今村梨との交配が成功して
247 うす皮 うす皮 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 うちむら うちむら 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 オレンジ オレンジ 梨の終わる頃からオレンジになり、
247 オレンジ オレンジ このオレンジもざっと数えて二十種近くのものものが秋から
247 きぬ皮 きぬ皮 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 きんかん きんかん 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 くねぼう くねぼう 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 ナシ 一般の梨 一般の梨が終わる晩秋から初冬にかけて収穫し
247 ナシ 梨の終わる頃からオレンジになり、
247 ねーぶる ねーぶる 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 はっさく はっさく 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 ブンタン 改良文旦 長いあいだ土佐文旦のことを改良文旦と呼んでいたものだった。
247 ぽんかん ぽんかん 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 みかん 酢みかん 柚子、仏手柑(ふしゅかん)、酢みかん等の料理専用のものを除いても、
247 やつしろ やつしろ 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 りんご りんご 他にもりんごほどの大きさの特殊な西瓜や、
247 レモン レモン どんどん改良されていって今ではレモンを上回る芳香と、
247 温州 温州 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 果実 代表的果実 鮮烈な味で土佐一番の代表的果実となっている。
247 紅みかん 紅みかん 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 小夏 文旦と小夏 季節いっぱい私がどうしても離れられないものは文旦と小夏である。
247 小夏 小夏 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 大夏 大夏 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 仏手柑 仏手柑 柚子、仏手柑(ふしゅかん)、酢みかん等の料理専用のものを除いても、
247 文旦 文旦と小夏 季節いっぱい私がどうしても離れられないものは文旦と小夏である。
247 文旦 文旦 私の子供の頃、文旦はすっぱくて必ず白粗糖をつけて食べたものだったが、
247 文旦 土佐文旦 長いあいだ土佐文旦のことを改良文旦と呼んでいたものだった。
247 文旦 文旦 温州、紅みかん、うす皮、きぬ皮、くねぼう、はっさく、ぽんかん、ねーぶる、やつしろ、きんかん、うちむら、文旦、大夏、小夏などのなかで、
247 柚子 柚子 柚子、仏手柑(ふしゅかん)、酢みかん等の料理専用のものを除いても、
251 行李 行李 なかでも行李いっぱいのショールは見事なものだった。
259 古い建築だから障子のたてつけ襖のたてつけには悉く一、二センチの隙間があり、
259 建築 古い建築 古い建築だから障子のたてつけ襖のたてつけには悉く一、二センチの隙間があり、
259 障子 障子 障子の外側は疎水の流れというおもむきで
259 障子 障子 古い建築だから障子のたてつけ襖のたてつけには悉く一、二センチの隙間があり、
260 建築 建築 たとえかっちりした建築でも同じように
260 木造 木造の離室 庭つき木造の離室(はなれ)だと、
261 木造 木造一戸建 私にとって木造一戸建というのは魅力がうすい。
263 自然林 自然林 前が梅林、東が自然林という好環境で、
263 梅林 梅林 前が梅林、東が自然林という好環境で、
263 梅林 梅林のわき それに梅林のわきにはいまどき珍しい未舗装の道がある。
265 植木 植木 私の家のベランダの植木には、
265 立ち木 立ち木 立ち木や田畑もまだ随分と多く、
267 植込 植込み あまのような植込みができ上がった。
267 草木 草木 どこの家には小さな庭に草木を育てていて、
268 ゴムノキ ゴム 何とか生き長らえるのはゴムとか、
268 果樹 果樹 或いは果樹を配したり花壇を作ったり、
268 観葉植物 観葉植物 カタカナ名の観葉植物ばかりになる。
268 桜の大木 まん中に桜の大木を植え、そのまわりに築山(つきやま)や盆栽棚や
268 大木 桜の大木 まん中に桜の大木を植え、そのまわりに築山(つきやま)や盆栽棚や
268 盆栽 盆栽棚 まん中に桜の大木を植え、そのまわりに築山(つきやま)や盆栽棚や
268 落葉 落葉 これらには落葉というものがないのである。
268 和木 和木 こういう状況では和木はすぐ枯れ、
269 あじさい あじさい その他に椿、もくせい、くちなし、あじさい、さつき、つつじ、と昔なつかしいものを巧く配置してくれてある。
269 アメリカバクチ アメリカバクチ 最も風の当たる場所にはアメリカバクチという、
269 イチョウ 銀杏や紅葉 秋から冬へ移りゆく季節、押葉にしてたのしい銀杏や紅葉、
269 くちなし くちなし その他に椿、もくせい、くちなし、あじさい、さつき、つつじ、と昔なつかしいものを巧く配置してくれてある。
269 さくら 桜の葉っぱ 桜の葉っぱもおもしろく、それらを掃き寄せて焚く煙は得もいえぬ風情があった。
269 さつき さつき その他に椿、もくせい、くちなし、あじさい、さつき、つつじ、と昔なつかしいものを巧く配置してくれてある。
269 つつじ つつじ その他に椿、もくせい、くちなし、あじさい、さつき、つつじ、と昔なつかしいものを巧く配置してくれてある。
269 ツバキ 椿 風の強い四階ではあっても椿やもくせいの和木ほ植えてくれたのはとてもうれしかった。
269 ツバキ 椿 その他に椿、もくせい、くちなし、あじさい、さつき、つつじ、と昔なつかしいものを巧く配置してくれてある。
269 もくせい もくせいの和木 風の強い四階ではあっても椿やもくせいの和木ほ植えてくれたのはとてもうれしかった。
269 もくせい もくせい その他に椿、もくせい、くちなし、あじさい、さつき、つつじ、と昔なつかしいものを巧く配置してくれてある。
269 紅葉 銀杏や紅葉 秋から冬へ移りゆく季節、押葉にしてたのしい銀杏や紅葉、
269 木々 木々 木々は皆、地からそのまま生えたように眺められるのである。
269 桜の葉っぱ 桜の葉っぱもおもしろく、それらを掃き寄せて焚く煙は得もいえぬ風情があった。
269 落葉 落葉 落葉への郷愁など目をつむって捨てるより他にかったのだった。
269 和木 もくせいの和木 風の強い四階ではあっても椿やもくせいの和木ほ植えてくれたのはとてもうれしかった。
270 落葉 落葉 このパルコニーに落葉の一塊を見つけたときのうれしかったこと。
270 落葉 落葉 落葉のある風景がどれだけ心を和ませてくれるか、
270 落葉 落葉 このバルコニーに落葉の一塊を見つけたときのうれしかったてこと。
270 落葉 落葉 落葉のある風景がどれだけ心をどれだけ心を和ませてくれるか、
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