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- ミカン 2箇所
- イチョウ 2箇所
- ヒノキ 1箇所
- スギ 1箇所
- カキ 1箇所
石川達三の小説「青春の蹉跌」に出てくる樹木や木製品
この小説の初出は1968年、文庫本におけるページ数は 248ページ
ページ |
元樹種 |
掲載樹種 |
掲載言葉 |
8 |
森 |
森 |
森の中の木立のように、彼等はみな孤立している。 |
13 |
庭木 |
庭木 |
庭木の茂った、平野という家。 |
14 |
生垣 |
生垣 |
生垣の穴に吸いこまれて行った。 |
19 |
炬燵板 |
炬燵板 |
炬燵板の上の女からの手紙を、 |
19 |
板 |
板 |
古い階段の板がきしむ。 |
35 |
格子 |
細格子 |
そば屋は古めかしい細格子、 |
43 |
ミカン |
蜜柑 |
窓のふちに載せてあった蜜柑をとって、食べはじめて。 |
44 |
ミカン |
蜜柑 |
女はゆっくりと蜜柑の袋をしゃぶる。 |
51 |
森 |
森 |
山も谷も森も空も一切が消え去って、 |
55 |
実 |
実 |
他の花が花粉を受け、そこに実を結ぶ。 |
57 |
森 |
森 |
谷筋の森が黒く茂っている、 |
64 |
葉 |
葉 |
葉のない銀杏並木、凍った池、 |
64 |
イチョウ |
銀杏並木 |
葉のない銀杏並木、凍った池、 |
64 |
並木 |
銀杏並木 |
葉のない銀杏並木、凍った池、 |
70 |
根 |
生活の根 |
共産主義はまだ日本の土壌の上に(生活)の根を持っていないのだ。 |
70 |
根 |
根も葉もない |
根も葉もない存在に過ぎないのではないだろうか。 |
70 |
葉 |
根も葉もない |
根も葉もない存在に過ぎないのではないだろうか。 |
142 |
木 |
知恵の木ノ実 |
知恵の木ノ実の磨製の味をたのしんでみたかった。 |
142 |
実 |
知恵の木ノ実 |
知恵の木ノ実の磨製の味をたのしんでみたかった。 |
167 |
草木 |
草木 |
雨が降り、草木が茂り、嵐が来る。 |