字は榊と書きます、ただ漢字ではなく椿、椢などのように、日本で作られた国字です。神前に供し、神社に植えられ、神事に使われるのでこの字がある。一年中葉を青々と繁らせているので“栄樹”とも書きます。材は緻密で強靱なのでいろいろな用途に利用されました。
以下に面白い、素敵、綺麗な表現のあるものをピックアップします。
サカキに関する情報と写真はコチラ
- 井伏鱒二の「黒い雨」
- サカキの木も一升徳利に活けてあった。(170頁)
- 山崎豊子の「花のれん」
- と云いながら、榊で吉三郎の額に、ぽとぼとと水を垂らした。(84頁)