ニレ属の総称で、落葉する高木です。北半球の暖帯から温帯に分布する。 日本ではハルニレ・ アキニレ・オヒョウがあります。 エルムとも呼ばれます。北海道でよく育つはハルニレのことです。制作者自宅の公園にはアキニレが多く植栽されています。
以下に面白い、素敵、綺麗な表現のあるものをピックアップします。
ニレに関する情報と写真はコチラ
- 堀辰雄 の「楡の家」
- が、それは楡の木の葉のしずくする音だった・・・・(17頁)
- 堀辰雄 の「楡の家」
- ひえびえとした雨があちらこちらに溜たまっている楡の落葉を腐らせ、それを一面に臭わせていた。(28頁)
- 堀辰雄 の「楡の家」
- 私はもうすっかり葉の黄いろくなった楡の木の下のベンチに腰を下ろして、(55頁)
- 堀辰雄 の「楡の家」
- 自分の頭上の真黄いろな楡の木の葉がさらさらと音を立てながら絶えず私の肩のあたりに撒き散らしている細かい日の光をなんて気持がいいんだろうと思っているうちに、(55頁)
- 三浦綾子の「塩狩峠」
- おおきなニレの木がすくっと立っているのが気に入った。(352頁)