樹種「モミジ」の素敵な文章

モミジ は

すべての小説での出現ランクは30番目ですが、作家の取り上げは65番目でした。

モミジの名前を小説に入れた作家は8名います。また１つ以上モミジの名前を使った小説は11小説ありました。
すべての小説での出現回数は73箇所ありました。
モミジが一番出現する小説は川端康成の「山の音」です。

最も出現回数の多い作家は川端康成で19箇所、 次は川井上靖で11箇所です。
以下、幸田文の4箇所、島崎藤村の2箇所、水上勉の2箇所(以下省略)でした。

また小説別では、 川端康成の「山の音19」箇所、川端康成の「古都」18箇所、井上靖の「欅の木」11箇所、川端康成の「眠れる美女」8箇所、幸田文の「木」4箇所(以下省略)<でした。/p>

以下に面白い、素敵、綺麗な表現のあるものをピックアップします。モミジに関する情報と写真はコチラ

川端康成の「千羽鶴」

もみじが青かった。もみじの葉の濃くかさなった影が、文子の髪に落ちていた。(127頁)

川端康成の「眠れる美女」

もみじの枝さきは、ないような風にゆれ動いている。(89頁)

幻のもみじ葉は黄ばんだり、赤くなったりしていて、蝶のむれの白をあざやかにしている。(89頁)

もみじの枝さきは、繊細なのに大きい葉をつけているから風にさとい。(89頁)

小塩節の「木々を渡る風」

秋にはもみじした葉が否む身ぶり(306頁)