徳川時代に日本に入った木です。環境によく耐えるためよく植えられるようになりました。学校などのに多く植栽されていますが、少し気になることがあります。それは枝を折るとでる白い樹液が毒なのです。日本や海外でも戦これをフォーク・箸がわりにしたため、中毒や死亡事故にあった例があります。剪定したときや、それを焼却したときにも注意が必要です。
以下に面白い、素敵、綺麗な表現のあるものをピックアップします。
キョウチクトウに関する情報と写真はコチラ
- 長塚節 の「土」
- 草夾竹桃の花がもさもさと茂た儘向日葵の側に列をなして居る(231頁)
- 梶井基次郎の「ある心の風景」
- と、やがて眼近い夾竹桃は深い夜の中で揺れはじめるのであった(132頁)
- 暗の中の夾竹桃はそのまま彼の憂鬱であった。(133頁)
- 太宰治 の「めくら草紙」
- 八月の中ごろ、私はお隣りの庭の、三本の夾竹桃にふらふら心をひかれた。(324頁)